志摩地中海村(志摩市浜島町)で2月21日、AKi(あき)さんの展覧会「AKi個展・ISESHIMA」が始まった。主催はまちづくり団体「楽笑(Raku-Sho)」(磯部町)。
AKiさんは東京都出身の画家で、東京・銀座を中心に個展を開催。TOKYO2020オリンピック・パラリンピックをはじめ、ホテルオークラや東京都中央区役所などの施設でも作品が採用される。2008(平成20)年にスペイン・バルセロナ海洋博物館展で金賞を受賞し日本・スペイン交流親善名誉作家に任命、2009(平成21)年に日本・ギリシャ修好110周年記念展覧会で特別審査委員賞を受賞するなど、海外でも評価を受ける。
AKiさんの活動をサポートする「AKi研究所ゴーグリーン」(東京都江東区)所長の篠ケ瀬大地さんは「AKiが路上で絵を描いているのを見てその絵に魅了され、面白いと思い一緒に活動している。AKiは知的障がいを持つが画家やデザイナーとして自立し活動している。私には絵は描けないが、AKiが集中して絵を描くための環境づくりやそのほかのサポート、絵を売ることはできる。障がい者の作品というフィルターで見るのではなく、一人のアーティストが描いた作品として、その独自の着眼点や発想から湧き出る作品を見てほしい」と話す。
会場ではF60(130センチ×97センチ)の竜やザトウクジラ、白鳥など水性ペンキで描き上げた10点を展示。そのほかAKiさんの作品をポスターや紙袋などにしたグッズの販売も行う。
開催時間は11時~16時。入場無料(志摩地中海村への入村料別途必要)。今月26日まで。
25日には鵜方駅前の鵜方ファミリープラザ2階 THE CIRCLE SATELLITEで特別作品展示とワークショップ(だるま絵付け)を行う。すでにワークショップは満席。特別作品展示は13時~16時。入場無料。志摩市生涯学習スポーツ課、志摩市青少年育成会議主催。