季刊誌「NAGI(凪・なぎ)No.93夏号」が6月1日、発行された。出版は「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)。
今号では、二見興玉神社の夫婦(めおと)岩やその近くの海岸の潜(くぐり)島(以上伊勢市二見町)や浦神社の御神体で高さ約30メートルの一枚岩(鳥羽市浦村町)、高さ約31メートル、幅約127メートルの石英の一枚岩の鸚鵡(おうむ)岩(志摩市)など三重県内の「巨岩」を特集する。
編集長の坂美幸さんは「落っこちそうで落ちない岩、動物の形に見える岩、しめ縄を張られ、人々が頭を垂れて祈る岩。巨岩は太古の郷土の歴史を教えてくれる。鈴鹿山系や熊野灘沿岸、伊勢志摩の景勝地に行って大地の隆起と火山活動、雨、風、波が膨大な年月をかけて刻んだ『造化の妙』をめでてもらえれば」と呼びかける。
B5判、104ページで、価格は720円。三重県内の書店などで販売する。