インドネシア料理店「Bali House(バリハウス)」(志摩市阿児町、TEL 080-4303-0354)が伊勢市から志摩市の古民家を改装した店舗に移転して半年が過ぎた。
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2012(平成24)年に志摩のサーフスポット国府浜(こうのはま)の海の前に手作りの小規模店舗を構え、インドネシア・バリ島出身のオーナーシェフ・リアンさんが開業した同店。2014(平成26)年には伊勢市二見町に店舗を移転。コロナ禍では移動販売車で弁当を販売するなど厳しい経済状況をしのいできた。海に流れ着いた流木を活用して作った「1号店」は台風が来ると風で吹き飛ばされないか客が心配するほどだった。日本で10年間飲食業を続けて今年1月、念願の新店舗をオープンした。「自分が育ったバリの料理を日本人に食べてもらいたいと思ったのがはじまり」とリアンさん。
リアンさんは2007(平成19)年、25歳の時に志摩市出身の女性と結婚、日本にやってきた。趣味のサーフィンはアマチュア全国大会三重県代表として出場するほどの腕前。
リアンさんは「今日までBali Houseを続けることができたのは、多くの仲間が助けてくれたから。新しく店を開業できたのも人とのご縁がつないでくれたから。これからもご縁を大切に、インドネシアと日本をつなぐ架け橋になりたい」と話す。
ランチメニューは、インドネシアの焼き飯風「ナシゴレン」、焼きそば風「ミーゴレン」にそれぞれ「ダダールジャグン(トウモロコシのかき揚げ)」「バクソースープ(肉団子入りスープ)」が付く「ナシゴレンランチ」「ミーゴレンランチ」(各1,000円)。伊勢うどんをバリ風にアレンジした辛いソースで味付けした「バリ焼き伊勢うどんランチ」(1,500円)など。
単品メニューは、「ナシゴレン」「ミーゴレン」(各850円)、「バクソーゴレン(ピリ辛肉団子)」「ダダールジャグン」(各500円)、「オポールアヤム(チキンとココナツのスパイシーカレー)」、「ウダンブンブプダス(エビのピリ辛炒め)」(各1,000円)、「バリ焼き伊勢うどん」(900円)などを用意する。
リアンさんは「バリと伊勢のコラボメニューとして『バリ焼き伊勢うどん』を考案した。お客様からは、とても辛いがとてもおいしいと評判もいい。これからも新メニュー作りに挑戦したい」とほほ笑む。
営業時間は、11時~14時、18時~21時。水曜定休。