志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)が現在、「サマー フィエスタ」を開催している。
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが2類相当から5類に移行し、7月20日に東海地方の梅雨明けが発表され、学生たちも夏休みに入ったことから、同園では多くの集客を見込む。
7月1日には、3Dシューティングアトラクション「オバケハンター3D~360度の大決戦~」を新たに導入。急流滑りのアトラクション「スプラッシュモンセラー」ではランダムにミストがかかる仕掛けを取り入れ、ミストを浴びた人にはドリンクを進呈する。子ども向け水遊び場「チャプチャプラグーン」は大量の水が出てびしょびしょになる「ジャブジャブラグーン」にリニューアルした。7月29日からはナイトパレード「エスパーニャカーニバル『アデランテ』」、花火と音楽の競演「ムーンライトフィナーレ」が始まる(8月27日まで)。
そのほか、伊勢志摩産の岩ガキとシロサバフグを使った「パエリヤ」(4,000円)、ヒマワリの形をした「ひまわりかき氷」(700円)、「ひまわりカレー」(1,290円)などを用意した。
春の営業の広報大使(アンバサダー)にVチューバーの周央サンゴさんを起用した同園は、コラボイベント期間中の来園者数は、イベント初日が7000人(前年同曜日3000人、対前年比約2.3倍)、2、3月で合計約23万6000人(前年12万2000人、対前年比約1.9倍)だった。ツイッターのフォロワー数は、2022年2月時点で約1万人だったのが、同年5月には5万人に(現在は約7万人)に増えた。例年1日約30本しか売れなかったチュロスは期間中1日平均約1000本と、約33倍の売り上げとなった。
同園は2022年、コロナ禍で政府の水際対策強化措置で、スペイン人エンターテイナーの入国ができずに9人だけでショーの規模を縮小。昨年のポスターのキャッチコピー「来て」は客へのメッセージでもあり、スペイン人へのメッセージでもあった。2023年現在は22人のスペイン人エンターテイナーが同園で観客を楽しませている。
「サマー フィエスタ」は8月31日まで。