世界最高峰の自動車レース「鈴鹿F1日本グランプリ」が行われている鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市)上空に9月24日、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が飛来、大空に災害復興を願いフェニックスのフォーメーションで飛行、人々の幸せや平和を祈ってサクラやハートの弧を描いた。
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航空自衛隊松島基地の第4航空団に所属する同チームは6機のT-4で、一糸乱れぬ編隊飛行を披露。「デルタダーティーローパス」「リーダーズベネフィット」「グランドクロスローパス」「デルタ360」「フェニックスローパス」「サクラ」「ハート」「レベルサンライズ」などの技で観客を魅了した。スモークでサクラやハートの形が完成すると、会場に拍手が起こり、歓声が響いた。
愛知県出身の親子・竹内誠治さん、登爾さんはフェルスタッペン選手のファンでブルーインパルスのファン。登爾さんは「モータースポーツも好きで鈴鹿にはよく見に来ているが、F1観戦は初めて。F1マシンもブルーインパルスもこの迫力のある音が好き」と話す。
決勝スタート前セレモニーでは、航空自衛隊中部航空音楽隊の演奏のもと、航空自衛隊航空中央音楽隊ヴォーカリスト兼ピアニストの森田早貴3等空曹が、国歌を独唱した。
決勝レースは14時から行われ、同コースを53周(もしくは120分間)走行し、争われる。