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マクドナルド松阪店がリニューアルオープン 三重県産木材80%超使う

マクドナルド松阪店がリニューアルオープン 三重県産木材80%超使う(撮影=加藤直人)

マクドナルド松阪店がリニューアルオープン 三重県産木材80%超使う(撮影=加藤直人)

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 マクドナルド松阪店(松阪市大黒田町、TEL 0598-26-2815)が12月4日、三重県産木材を80%以上使いリニューアルオープンした。

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 同店は国道166号(和歌山街道)と県道160号(松阪多気線・旧国道42号)の交差点近くに立地。1990(平成2)年9月7日、日本マクドナルド(東京都新宿区)の直営店として開業。2008(平成20)年からフランチャイジーのニュートラル(松阪市市場庄町)が運営する。

 SDGsの取り組みの一環として林野庁が2019(平成31)年から推進する「ウッド・チェンジ・ネットワーク」の趣旨に賛同する日本マクドナルド。現在、新規出店・改装・建て替え店舗の軸組みを、これまでの鉄骨から木造に切り替えるなど、可能な限り国産木材を活用しようと取り組み、今後建設予定の店舗において、1店舗当たり一定量以上の地域材を利用する設計を基本とし、3年間で計5550立方メートルの地域材を利用し、木材利用の意義やメリットについて積極的に情報発信することを目指している。

 同店は、全国の同チェーン店舗において国産木材使用店舗は県内2店舗目、三重県産木材使用店舗としては県内初、全国の木造店舗は11月末時点で約70店舗になる。延べ床面積は399平方メートル。施工はオオコーチ(松阪市大黒田町)が担当した。

 ニュートラルの伊藤実社長によると「旧店舗は、道路に面していたため混雑時にドライブスルーに並ぶ車が道路にまで伸び、渋滞することがあった。今回隣接地を借りることができたため、国産木材使用店舗としてリニューアルすることを決めた。渋滞対策のため新店舗をセットバック、駐車場スペースを増やし(共用分を入れて120台)、ドライブスルーを2レーンに増やすなどした。店内は、ゆとりを持たせ約100席を確保、松阪初の『マックカフェ』、専用アプリで注文すると店員が運んで来てくれる『パーク&ゴー』専用駐車場も5台分導入し、店内にはプレーランドも併設した」と話す。

 オオコーチの竹内加奈子専務は「約60立方メートルの木材中、約50立方メートルを三重県産のスギやヒノキを使った」と説明する。伊藤社長は「木をたくさん使っている店だが、店内の壁には木目調のシートを貼っているので一見するだけでは気付かないと思うが、トイレの中は木の匂いで充満している」とほほ笑む。

 三重県農林水産部森林・林業経営課の川波寛課長は「三重県は2021年度に『みえ木材利用方針』を策定し、県産木材の利用を推進している。2028年までに1年間に43万立方メートルの素材生産量を目標に取り組んでいる。昨年度は年間41万立方メートルの目標に対して45万立方メートルの利用を達成した。今回のような民間企業の取り組みはとてもありがたい。さらに県産の木材利用が増えるように取り組んでいきたい」と話す。

 営業時間は6時~24時。

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