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三重県の森林資源かつてないほど充実、本格的利用期に 「木づかい宣言」で県産木材PR

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三重県の森林資源かつてないほど充実、本格的利用期に 「木づかい宣言」で県産木材PR

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 三重県が県産の木材の利用を促進するために取り組む「三重県『木づかい宣言』事業者登録制度」の登録書授与式が10月12日、三重県庁(津市)3階プレゼンテーションルームで行われ、志摩市から3事業者が出席した。

【その他の画像】三重県の「木づかい宣言」の登録書授与式

 今回で7回目の授与式となる「三重県『木づかい宣言』事業者登録制度」。三重県産木材を積極的かつ計画的に使用していくことなどを自ら宣言した事業者や店舗などを木づかい宣言事業者として登録し、広く県民に周知し、民間事業者の自発的な木づかいの取り組みの促進を図り、県産木材の良さを知ってもらい、できるだけ多く使ってもらおうとする制度。

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 この日は、かつお節製造販売の「かつおの天ぱく まるてん」(志摩市大王町)、「志摩市観光協会」(同阿児町)、「松坂城 月見やぐら」(松阪市)、「KANPAI ISESHIMA(カンパイイセシマ)」(同阿児町)の4者が授与式に臨み、三重県副知事の廣田恵子さんから尾鷲ヒノキなどで作った宣言書の盾(横21センチ、縦29.7センチ、幅2.6センチ)が手渡された。

 「かつおの天ぱく まるてん」は、かつお節の「いぶし小屋」の外壁や鰹節のカビ付けを行う「ムロ部屋」に県産のスギを使用、「志摩市観光協会」は、案内所の什器類などに県産材を使用、「松坂城 月見やぐら」は、店の内装や外構、什器類などに県産材を使用、店内の木製品アートギャラリーで県産材をPR、「KANPAI ISESHIMA」は、店の看板や商品の陳列棚、日本酒の貯蔵庫に三重県産材を使用した。

 現在までに17事業者が登録。伊勢志摩地域からは、「磯部わたかの温泉 風待ちの湯 福寿荘」(志摩市磯部町)、「鳥羽国際ホテル」(鳥羽市鳥羽)、「NEMU RESORT」(志摩市浜島町)、「志摩クリエイターズオフィス」(志摩市阿児町)、「マエダ社労士事務所」(志摩市阿児町)の登録があり、志摩市から7事業者と最も多い。

 三重県庁農林水産部森林・林業経営課木材利用推進班によると、2019年度の三重県内で使用された木材需要量35万立方メートルの内訳は推定で、県内生産量=19.7万立方メートル、他県材入荷量=11.5万立法メートル、外材入荷量=3.8万立方メートル。2018(平成30)年度における着工建築物の延べ床面積から建築物に使用される木材使用量の内、3分の1が県内の製材所由来の木材と推定。

 同課の担当者は、「木材生産の目的によって異なるが『植える→育てる→収穫する→植える(緑の循環)』の周期を概ね50~60年とすると、県内の森林は、51年生以上の森林面積が70%以上を占め、本格的な利用期を迎えており、森林資源はかつてないほど充実している。そのため、これらの森林資源を積極的に伐採・利用することにより『緑の循環』を促進していくことが重要」と説明する。

 「同制度を多くの人に知ってもらい、三重県産の木材に興味を持ってもらい、少しでも多く県産木材を使ってもらえるきっかけになれば」とも。

 三重県は、2019年からの10年間で、公益的機能増進森林整備面積を1552ヘクタールから3万300ヘクタールに、県産材素材生産量を40.6万立法メートルから43万立法メートルに、林業人材育成人数を累計88人から645人に、製材・合板需要の県産材を47.0%から60.0%に、押し上げようと計画している。

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