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伊勢神宮で「御馬牽進式」 皇室より「神様が乗る馬」贈られる

伊勢神宮で「御馬牽進式」 皇室より「神様が乗る馬」贈られる(撮影=岩咲滋雨.MI)

伊勢神宮で「御馬牽進式」 皇室より「神様が乗る馬」贈られる(撮影=岩咲滋雨.MI)

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 伊勢神宮内宮(ないくう)で2月14日、皇室から贈られた御馬(みうま)「本勇号(もといさむごう)」の「御馬牽進式(みうまけんしんしき)」が行われた。

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 御馬牽進式は、昨年6月に内宮に仕えていた「国春号(くにはるごう)」が退落(死亡)したことを受けて、皇室から贈られたことを天照大御神(あまてらすおおみかみ)に奉告するもの。伊勢神宮の神様に仕える馬、神様が乗る馬「神馬(しんめ)」となることを神様に奉告する祝詞(のりと)が奏上され、晴れて御馬から神馬となる。神馬は奈良時代には既に神前に牽進されていたという。1869(明治2)年以降は、退落ごとに皇室より牽進されている。

 昨日皇室から送り届けられたという本勇号は、2015(平成27)年3月24日に「御料牧場(ごりょうぼくじょう)」(栃木県高根沢町)で生まれたアングロ・アラブ種で栗毛色の去勢された牡馬。額から鼻筋を通り鼻まで続く白斑があり、左前足と右後足にも顔と同様の白斑があるのが特徴。

 本勇号は、金の菊花紋章の入った緑色の馬衣(ばい)を着け、神職らと共に伊勢神宮神域を初めての参進した。第二鳥居でおはらいを受け、そのままゆっくりと参道を進み、正宮(しょうぐう)前階段を上り、外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)から入って白石を踏みしめながら中重鳥居(なかえのとりい)をくぐり、一般参拝者は入ることができない内玉垣南御門前東寄りまで進入し、式典に臨んだ。

 神馬は毎月1日・11日・21日の早朝8時ごろ、天皇陛下に代わって神前に見参する。

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