伊勢市出身のレーシングドライバー三宅淳詞選手が3月9・10日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市、1周5.807キロ)で開かれる開幕戦「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に出場する。
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三宅選手が出場するのは、同サーキットで毎年開催されている2輪と4輪の国内最高峰レースが同時に観戦できる「2024 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」。2輪レースは、「MFJ全日本ロードレース選手権」のJSB1000クラスになる。
ホンダマシンM-TEC HR-417E(No.12)を操り、チーム「ThreeBond Racing(スリーボンドレーシング)」(道上龍監督)から全レースに出場する三宅選手。チームオーナーの「ThreeBond」(東京都八王子市)は、自動車のエンジン周りやバッテリーなど接合部の漏れや異物混入を防ぐ液状ガスケットやスマートフォンなどの画面を接合する接着剤などを製造するグローバル企業で、2000(平成12)年からモータースポーツレースに参戦する。
三宅選手は、2022年に「TEAM GOH」からスーパーフォーミュラデビューし、オートポリス第4戦で3位表彰台を獲得。2023年はThreeBond Racing」のリザーブドライバーとしてチームに帯同していた。
9日、三宅選手の同コース1周のタイムは、フリー走行が1分38秒174、予選レースが1分38秒467とトップタイムから2秒以上放された結果になった。
三宅選手は「前回のテストから調子が良くないところを改善しているので、タイム差は縮まってきているが、思ったよりも伸びしろがない状況。決勝レースは後方からのスタートになるが、あきらめず前向きにがんばります」と話す。