伊勢市出身のレーシングドライバー三宅淳詞選手が3月9日・10日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース(鈴鹿市、1周5.807キロ)で行われた国内4輪最高峰レース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の開幕戦に2年ぶりの出場を果たした。
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同レースは、同サーキットで毎年開催されている2輪と4輪の国内トップクラスのレースが同時に観戦できる「2024 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース」。三宅選手は道上龍監督率いるチーム「ThreeBond Racing(スリーボンドレーシング)」に所属し、全9レースに出場する。
10日の決勝レースでは最後尾からのスタートとなった三宅選手。スタートダッシュが決まり、21番手から14番手まで浮上。「スタートは今までの人生の中で一番決まった」と自身のインスタグラムでもコメント。
三宅選手の結果は、31周を58分00秒081で完走(ベストラップは1周1分39秒894)。優勝は野尻智紀選手(TEAM MUGEN)57分14秒911、2位は山下健太選手(KONDO RACING)57分16秒766、3位は山本尚貴選手(PONOS NAKAJIMA RACING)57分18秒002。
道上監督は「予選レースのセッティングがうまくいかなかったので、三宅には申し訳ないと思った。結果が出なかったが、三宅は冷静に対応してチームの雰囲気をネガティブにせず(チームを)引っ張ってくれた。僕たちを信じてくれている。決勝日の朝のフリー走行ではバランスも改善できてうまくいった。本来は予選からこのセッティングで三宅に託したかった。それでもスタートダッシュを決めてくれた。前向きに次につなげていきたい」と話す。
第2戦は5月18日・19日、オートポリス(大分県日田市)で行われる。