伊勢のバイクチーム「AKENO SPEED(アケノスピード)」(伊勢市小俣町)所属の伊達悠太選手が4月14日、「2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦」で3位に入った。
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伊勢市出身の稲垣誠さんが監督兼オーナーの同チームは、2015(平成27)年から独立チームとして「全日本ロードレース選手権」のほか、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」「アジアロードレース選手権」などのバイクレースにプライベーターチームとして参戦する。
今シーズンは、井手翔太選手がST600からST1000クラスにステップアップ、伊達悠太選手がST600クラスに、津田雄飛選手がナショナルJP250クラスに、新しく岡田陽大(ひなた)選手がインターJP250クラスに参戦。
同チームにとって今シーズン最初のレース。伊達選手は、最終ラップでMOTO BUM HONDAの鈴木光来選手とのバトルを制し3位に。井手選手は10番手からのスタートで2つ上げて8位。前日に行われたインタークラスとナショナルクラスが同時に走るJP250の決勝レースは、岡田選手が4番手から5位に、津田選手は13番手からのスタートで総合9位、ナショナルクラスで2位となった。
伊達選手のレースについて稲垣監督は「予選は思うようにタイムが伸びずに苦戦したが決勝に向けてのアベレージタイムは悪くなかったので、決勝は良いレースができると思っていた。最終ラップまで諦めずに戦い、表彰台に上がれたことはとてもうれしい。次はトップ争いできるよう準備を進めていきたい」と話す。
伊達選手は「今年はチャンピオンが目標。シーズンの開幕を表彰台でスタートできたことは良かった。序盤でトップに逃げられてしまったが、終盤にベストタイムに近い53秒に上がったので、最終ラップの第5コーナーで3位に浮上したが、すぐに抜き返され、ビクトリーコーナーの切り返しで何とか前に出ることができた。でもトップからはすごく離されていたし、まだまだ改善していくべき点も多かった。次戦のSUGOは得意なサーキットなので勝ちに行く」と意気込む。