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イセテラスフェスに鳥羽出身リンドバーグ渡瀬マキさん 憧れのステージに

イセテラスフェスに鳥羽出身リンドバーグ渡瀬マキさん 憧れのステージに

イセテラスフェスに鳥羽出身リンドバーグ渡瀬マキさん 憧れのステージに

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 音楽イベント「イセテラスフェス2025」が4月5日、「シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館)」(伊勢市岩渕)で開かれた。

【その他の画像】「LINDBERG」と「おとムシャ」Yu-kiさんが同じステージに

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 音楽グループ「オトむしゃ」のボーカルYu-kiさんらが中心となって三重県にゆかりのあるアーティストで三重県を音楽で盛り上げようと立ち上げた同フェス。「オトむしゃ」のボーカルYu-kiさんとDJのヘリオスたいきさんが津市出身、Yu-kiさんとギターのSEIYAさんは代々木高校(志摩市磯部町)卒業という関係で、ベースのシンヤさんとドラムのKoutakuさんの5人グループで2019年7月に結成。「GReeeeN」を担当したJINさんが同バンドをプロデュースする。

 参加アーティストは、「オトむしゃ」のほか、「LINDBERG(リンドバーグ)」「Bubble Baby(バブルベイビー)」「かりゆし58」「ベリーグッドマン」「前島麻由」の6組。

 Yu-kiさんはステージで、「僕たちは三重代表のバンドとしてステージに立たせてもらったが、まだまだ知名度もない中で多くの人の協力でイセテラスフェスを開催することができた。今まで自分勝手に生きてきたが、自分たちの活動や情熱や気持ちが、地域のためになるならうれしい。音楽は人と人との間にあるもので、音楽でみんなとつながっていきたいと思わせてもらえたフェスだった。イセテラスフェスが僕たちの希望となって、今日までバンドも続けることができた」と話す。

 「かりゆし58」のボーカル・ベースの前川真悟さんは「オトむしゃが自分たちの歩みを苦しい時でも続けてきたからこそ、イセテラスフェスが開催できたのだと思う。今年だけでなく、この次につながるようにしていこう」とステージから呼びかけ、同バンドの応援歌「ウクイウタ」を歌い上げた。

 前川さんは「音楽家としての活動もだが、もっと、まちに生きる人間の営みを全うしているように感じ、とてもシンパシーを感じた。沖縄もそうだったから、なおさらそう思った」。ギターの宮平直樹さんは「自分たちの地元のために何かやろうとしている彼らのエネルギーをとても強く感じた。思いがすてきだと感じ、参加した」とメッセージを送る。

 鳥羽市出身の「LINDBERG」ボーカル・渡瀬マキさんは、中学3年の時に憧れだった松田聖子さんのコンサートを伊勢市観光文化会館で見て歌手を目指し、芸能界デビュー。その後、1988(昭和63)年に「LINDBERG」を結成。渡瀬さんは「この場所は、中学・高校の時に、松田聖子さん、田原俊彦さん、シブガキ隊を見に来た、本当に思い出の深い場所。ここでライブができるなんて夢のよう」と話し、4月8日に阪神タイガース・藤川球児新監督が現役時代の登場曲「every little thing every precious thing(エブリーリトルシング・エブリープレシャスシング)」を甲子園開幕戦で歌うことも明かし、その後、同曲を歌い上げた。同バンドのステージが終わると、会場から「今すぐキスミー、ウォウ、ウォウ」「今すぐキスミー、ウォウ、ウォウ」と歌いながらのアンコールが沸き起こり、アンコールに応えてステージに「LINDBERG」が再登場するとYu-kiさんもステージに上げ、「今すぐ Kiss Me」を会場のみんなと一緒に熱唱した。

 渡瀬さんにとって芸能界デビューからヒット曲を連発した「LINDBERG」の活動へのきっかけともなった観光文化会館での初のステージ。「とても大きく感じていた観光文化会館のステージだったが、ここだったんだと感慨深い。聖子さんが出てきた、あの瞬間が鮮明に蘇ってきた。鳥羽までは来ているが、伊勢で降りるのは高校生以来だったので、高校生の頃を思い出した。オトむしゃのみんなにはここで歌わせてくれて感謝しかない。とにかくたくさんライブをやって、一緒に歌ってもらえないくらいにビッグになってほしい」と「おとムシャ」へのエールも忘れない。

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