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伊勢・神道博物館で伊勢神宮式年遷宮「山口祭」についての展示 饗膳や忌物も

伊勢・神道博物館で伊勢神宮式年遷宮「山口祭」についての展示 饗膳や忌物も

伊勢・神道博物館で伊勢神宮式年遷宮「山口祭」についての展示 饗膳や忌物も

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 皇學館大学・佐川記念神道博物館(伊勢市神田久志本町)で現在、伊勢神宮式年遷宮の最初の祭典「山口祭」についての展示が行われている。

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 同展「山口祭~遷宮のはじまり~」では、山口祭を奉仕する神職らの参進、拝礼、内宮(ないくう)五丈殿で神様と共に食事をする「神人共食(しんじんきょうしょく)」の祝前「饗膳(きょうぜん)の儀」などを写した写真、饗膳の儀で出された食事の品、檜葉(ひば)机、素木(しらき)机、戦前の遷宮祭典で忌物(いみもの)として静めた人形(ひとかた)、鏡、鉾(ほこ)、太刀(たち)、皇太神宮儀式帳、止由気宮(とゆけぐう)儀式帳で祭典の進行内容や忌物の数などを記したページなどを紹介する。

 同館学芸員で研究開発推進センター助教の小林郁さんは「2033年に第63回式年遷宮を迎える。20年に一度、内宮(ないくう)、外宮(げくう)の宮所を改め、社殿や御装束神宝をはじめとした全てを新調し、天照大御神(あまてらすおおみかみ)に新宮へお遷(うつ)りいただく神宮最大の祭りが式年遷宮は、約1300年の長きにわたり繰り返されてきた。今年5月2日には、遷宮最初の祭りである『山口祭』が行われた。当展示では、その『山口祭』について紹介する」と説明する。

 小林さんは「忌物は本来目に触れるものではないので大変貴重なもの。饗膳で出される円柱上に高く盛られる御飯(おんいい)は、常設展で展示する神宮以外の神社の神饌の御飯の形を見比べてもらえると、興味深い発見があるかもしれない。少しでも遷宮に興味を持ってもらえれば」と話す。

 開館時間は9時30分~16時30分(土曜は12時30分まで)。日曜休館。入館無料。7月13日まで。

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