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志摩で第2回「マリンテックサミット」 マリンテックで次の100年創る

志摩で第2回「マリンテックサミット」 写真は昨年の第1回「マリンテックサミット」の様子

志摩で第2回「マリンテックサミット」 写真は昨年の第1回「マリンテックサミット」の様子

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 使われなくなった真珠養殖の作業小屋を再生させ地域をより良くしようと取り組む「うみらぼ」(志摩市阿児町)が11月14日、「マリンテックサミット2025」を阿児アリーナ(志摩市阿児町)で開催する。

昨年の第1回「マリンテックサミット」の様子

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 昨年に引き続き2回目となる同サミット。昨年はマリンテックに関心を持つ起業家や投資家、事業者や技術者、研究者らが地域や業界の枠を超えた参加者間のオープンコミュニケーションを通して、気候変動や海洋汚染、海洋資源の減少、人口減少による経済・社会生活への影響などの海にまつわる課題をマリンテックで解決できないかと、共に考え共創のきっかけを探った。

 今回は、「海の技術(マリンテック)で次の100年を創る」をテーマに議論する。当日のカンファレンスでは、基調講演セッションで「海の技術で次の100年を創るために」と題して4人の登壇者による講演、パネルディスカッションでは「スマート養殖イノベーション~先端技術と地域をつなぐ~」「海のAIロボティックス~人材課題を超える海の自動化~」「海の街づくり・海と地域の未来をつなぐ」の3つのテーマについてそれぞれ4人のパネリスト(合計12人)が話し合う。

 そのほか、マリンテック企業の商品やサービスの展示、海に関連する製品やサービスなどの起業アイデアを審査するピッチコンテスト、海に関するワークショップ、懇親会を準備する。

 主催者社長の川野晃太さんは「2回目の開催となる今回は、より双方向的な議論ができるよう、パネルトーク後にテーマを掘り下げ、課題やプロジェクトについて話し合うパネルトークや、学生や若手スタートアップのピッチコンテスト(賞金20万円)も追加した。海産物の冷凍食品や新技術を取り入れたカキ養殖に乗り出す『伊勢志摩冷凍』(志摩市阿児町)社長の石川隆将さんが昨年提案した『オーシャンバレー構想』が本格化し、具体的な取り組みも始まった。志摩市に拠点を移し先端のスマート養殖を展開する企業も現れた」と説明する。

 川野さんは「初めて志摩市を訪れる人には、より志摩市を楽しみ知ってもらえるよう、サミット翌日にマリンテック見学はじめ、観光・体験のバスツアーを企画した。多くの人に参加してもらえれば」と呼びかける。

 カンファレンスの開催時間は13時~17時30分。参加費は一般=1万円、学生=1,000円、懇親会の参加費は一般=7,000円、学生=2,500円。15日には志摩の絶景を見るツアーやマリンテックツアーなど交流プログラムも用意する。

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