見る・遊ぶ

伊勢出身・三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラ鈴鹿最終戦は16位

伊勢出身・三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラ鈴鹿最終戦は16位(撮影=秋山昌輝)

伊勢出身・三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラ鈴鹿最終戦は16位(撮影=秋山昌輝)

  • 12

  •  

 伊勢市出身「ThreeBond Racing(スリーボンドレーシング)」の三宅淳詞選手が11月23日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市、1周5.807キロ)で行われた「全日本スーパーフォーミュラ選手権」第12戦最終戦の決勝レースを16位で今シーズンの全レースを終了した。

伊勢出身・三宅淳詞選手、スーパーフォーミュラ最終戦

[広告]

 11月22日第11戦を最後尾22番手からのスタートで10位入賞、今季悲願のポイントを獲得した同チーム。最終戦決勝レースのスターティンググリッドも21番目と、後塵(こうじん)を拝してのスタートと苦しい条件ながら、順位を5つ上げ、ポイントは取れなかったものの来シーズンにつなげる前向きな結果を残した。

 同チーム監督の塚越広大さんは「悪天候など多くの出来事があった中でピット作業を含めたチームワークは良くなっていった。初めての監督で、自分がハンドルを握るドライバーとは違い『託す側』として刺激的な一年だった。シーズンを通して良い車を作ることができなかった点は申し訳なかった。予選で上位に行けないという問題は、今シーズンだけでなく昨年も抱えていた長年の課題。これを解決しないと決勝での展開も大きく変わってこない。最終の11戦でポイントが取れたことはチームにとってもドライバーにとっても非常に価値がある。最終戦の良い流れをしっかり生かし、来季に向けてチームの課題解決に取り組みたい」と話す。

 エンジニアの一瀬俊浩さんは「シーズンを通してさまざまなセットアップを試したが、予選でのパフォーマンスが低かった根本的な原因を特定できず、試行錯誤のシーズンとなった。一方、ピット作業の改善などチームがまとまっていることは強く感じた。来年に向けてはテストを重ね、根本的な原因特定の作業に集中して取り組んでいきたい」と話す。

 三宅選手は「シーズンを通して結果は良くなかったが、一瀬さんのような一流エンジニアと組むことができ、知識が増えドライビングも成長できた。最終戦の決勝はまあまあ良かった方。来年以降は未定だが、今は一旦レースから離れて考えない時間を過ごしたい。今回の成長で得た知識を生かし来年以降に結果を残せるように頑張りたい」と総括する。

 同選手権の名誉総裁を務める三笠宮家の瑶子さまの名を付けた「瑶子女王杯」が贈られた年間チャンピオンには、最終戦を優勝で飾り、大逆転で勝ち取った岩佐歩夢選手「TEAM MUGEN」が輝いた。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース