伊勢の映画館「進富座」(伊勢市曽祢)で1月16日から、新型コロナワクチン接種による後遺症被害問題を取り上げたドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」の上映が始まった。初日は大西隼監督と杉田浩光プロデューサーの舞台あいさつが行われた。
伊勢で新型コロナワクチン問題に迫るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」舞台あいさつ
大西さんはテレビマンユニオン(渋谷区)所属の監督・プロデューサー。ドキュメンタリーやドラマの映像を制作。「欲望の資本主義2019 ~偽りの個人主義を越えて~」「地球タクシーソウルを走る」(以上NHKBS)でギャラクシー賞奨励賞を受賞。新型コロナワクチンの職域接種推進を社内で担当したことが本作の背景となる。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士論文のテーマは「RNA結合タンパク質MBNL1の相互作用分子の生化学的・生理学的解析」。鳥羽市出身の杉田さんはテレビマンユニオン副社長。「世界ふしぎ発見!」(TBS)、「情熱大陸」(MBS)などを手掛けるプロデューサー。
大西さんは「従来のワクチンとは根本的に異なる新技術で開発された新型コロナワクチン(mRNA遺伝子製剤)。当初からその安全性を不安視する声もあったが、ワクチン接種はあくまで強制ではなく努力義務・推奨とし、思いやりという同調圧力が日本中を覆っていた。多くの国では2~3回接種までが主流であったが、日本ではその安全性に『重大な懸念はない』とされ、一度も中断することなく特に高齢者らに対して7回目のブースター接種まで推奨が続けられた。2019年12月の武漢発の新型コロナウイルスパンデミックから2025年までに日本で84.3%の国民が4億3632万3,643回新型コロナワクチン(mRNA遺伝子製剤)を接種。政府やメディアによる接種推奨の中、36万人以上の命が救われたとされる一方、副反応報告例は3万7555件(重篤例9325例、死亡例2295例)に上る」とまとめる。
同作では、東京科学大学(旧東京医科歯科大学)の総合教育研究棟最上部にある壁画レリーフの医学の父=ヒポクラテスの「ヒポクラテスの誓い」や、「薬害エイズ事件」の反省から医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないようにと厚生労働省正面玄関前に設置された「誓いの碑」を何度も写しつつ、「ヒポクラテスの誓い」に記される「害をなすなかれ」という言葉を胸に、コロナワクチンの影響に疑問を抱く医師たちがネットワークを築き、研究・活動を始める様子を記録する。福島雅典さん(医学博士・京都大学名誉教授)、藤沢明徳さん(ほんべつ循環器内科クリニック理事長・日本内科学会認定内科医)、児玉慎一郎さん(それいゆ会 こだま病院理事長)らが同作に登場する。
大西さんは「2023年の春、福島先生らがコロナワクチン接種後の健康被害を問題視していることをSNSで知り、率直に真実を知りたいと思い、映像を撮り始めた。コロナワクチンをめぐる議論は日々更新されていくon going(現在進行中)。本作では約2年間の取材を通して得た真実を伝えることができた。未来のために、子どもたちのために、過去のこととして検証し一人ひとりが考えていかないといけない」と訴える。杉田さんは「大西から映画化したいと話をもらった時に、コロナワクチンを打ったことを後悔させるような作品にはせず、真実を伝えることに注力していこうと話し合った。社会的に意義のある問題をテーマにしているので社内でも慎重に議論した」と打ち明ける。
鈴鹿市から参加した親子は「私は仕事の関係でコロナワクチンを2回接種せざるを得なかった。娘は接種を望まない知人や友人たちが周りにいたこともあり、接種していない。コロナワクチンを接種したことは、果たして良かったのかどうか、今も本当のことがわからないので、映画を見てみたいと伊勢までやってきた。多くの人に見てもらいたい」と話す。
上映時間は14時35分~16時30分、土曜・月曜は14時35分~16時30分、19時15分~21時10分。上映は21日まで。