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南伊勢町で撮影・稲垣吾郎さん主演映画「半世界」地元で特別試写会 阪本順治監督も

南伊勢町で撮影・稲垣吾郎さん主演映画「半世界」地元で特別試写会 阪本順治監督も

南伊勢町で撮影・稲垣吾郎さん主演映画「半世界」地元で特別試写会 阪本順治監督も

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 南伊勢町や志摩市、伊勢市、松阪市などで撮影された映画「半世界」の特別試写会が1月26日、南伊勢町民文化会館(度会郡南伊勢町)であり町民ら約300人が鑑賞した。

【その他の画像】映画「半世界」特別試写会トークショー

 俳優の稲垣吾郎さんが主演し、長谷川博己さん、渋川清彦さん、池脇千鶴さんらが共演する同作は、第31回東京国際映画祭でコンペティション部門観客賞を受賞。監督・脚本は、原田芳雄さん主演の「大鹿村騒動記」(2011年)、吉永小百合さん出演の「北のカナリアたち」(2012年)などを手がけた阪本順治さん。公開は2月15日~。

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 稲垣さんは南伊勢町の山奥で備長炭を焼く炭焼き職人、長谷川さんは元自衛官、渋川さんは家業のディーラーを継ぐ。3人は同級生で39歳。町を出て行った長谷川さん演じる「瑛介」が突然帰ってきたことがきっかけとなり、稲垣さん演じる「紘(こう)」の日常の葛藤を描いていく。撮影期間は昨年2月14日~3月15日。

 上映後、阪本監督、三重県知事の鈴木英敬さん、伊勢志摩観光コンベンション機構会長で志摩市長の竹内千尋さん、南伊勢町長の小山巧さんが登壇しトークショーを行った。

 鈴木知事は「仕事のこと、健康のこと、奥さんのこと、子供のこと、友達のこと。明日には何がおこるかわからない。一日、一日を大切に生きていかねばいけないと改めて思った。自分のこともさることながら自分の息子のことを考えながら見ていたので感情移入した」と感想を述べた。

 阪本監督は「南伊勢町をロケ地に選んだ理由は、実際に炭焼きを焼いている(マルモ製炭所の)森前栄一さんがいたから。山を見て海を見て水のない川、建物の焼き板、365日飾るしめ縄など観光マップではわからないところがたくさんあり素晴らしかった。風景も映画の言語。とてもぜいたくなロケーションだった。地元の人にとても親切にしていただいた」と話す。

 長谷川さんのファンだという関西在住の女性3人組は「とても感動した。同世代なので内容がリアルに重なり、いろいろなことを考えさせられたとても素敵な映画だった。炭がはぜる炎があんなにきれいだとは感動した」と興奮しながら言葉にした。

 阪本監督は「実は両親の介護のために5年くらい前から実家のある大阪に来ていてその時、伊勢神宮にもお参りに行っていた。森前さんにお会いする前に僕はこの地に来ていたんだ…と伊勢での撮影の時にふと思い、きっと何かのご縁なんだろうと感じた」と振り返った。「映画は何か発見をしてもらうことも楽しみ方の一つ。どこにでもある話で特別な人ではない人たちの話を撮りたいと思っていた。ぜひ映画館で見ていただければ」と呼びかけた。

 伊勢志摩フィルムコミッション(伊勢市二見町)は、映画に登場する岩井モータースや炭焼小屋、紘の家などを紹介するロケ地マップを作成。

 上映は2月15日~3月22日、進富座(伊勢市曽祢、TEL 0596-28-2875)にて。入場料大人=1,700円、シニア=1,200円、大学生=1,300円、小・中・高生=1,000円。月曜休館。

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