人力車で日本一周、伊勢から出発-きっかけは友人からの「天の声」

伊勢市二見町から人力車を引いて日本一周の旅に出発する山田祥平さん。初乗りは森下隆生伊勢市長とミス伊勢志摩の西井見佳さん。

伊勢市二見町から人力車を引いて日本一周の旅に出発する山田祥平さん。初乗りは森下隆生伊勢市長とミス伊勢志摩の西井見佳さん。

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 東京都出身で京都在住の山田祥平さんが5月9日、伊勢市二見町から人力車を引いて、日本一周の旅に出た。予定では、6月に東京、8月に北海道、10月に日本海沿岸、12月に九州、2月に沖縄、4月に四国、6月に近畿、7月に岐阜、愛知と進み三重までの日程で、到着は2009年7月17日、435日の旅になるという。

 出発点となった同市二見町の賓日館(ひんじつかん)には、森下隆生伊勢市長をはじめ約100人の協力者が集り、山田さんを温かく送り出した。

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 森下市長は「人との出会いを大切にする山田さんの大きな夢の出発地に伊勢を選んでいただいたのも何かのご縁だと思う。1年3カ月後に、旅先で受けた親切・温かい出会いの数々を、再び伊勢に運んで来てくれるように」とエールを送った。

 人力車は、真珠加工会社「伊勢パールセンター」社長で、NPO法人「二見浦・賓日館の会」の会長を務める小西蔀(しとみ)さん所有のものを山田さんが直接交渉し借り受けた。

 山田さんは「こんなに大勢の人に見送られ、盛大な出発式にしていただいたことに唯々感謝する限り。感謝という言葉しか出てこない――。たくさんの人に支えられて出発できる自分が、今度は日本一周の旅を通じて反対に、人に何かを与えられる立場になって、人間として大きく成長し、再び伊勢の地に戻りたい」とあいさつした。

 人力車で日本一周を決意した動機は、「自分を認めることができずに自殺してしまった友人からの天の声が、人力車で日本一周を目指そうと思ったきっかけになった」と山田さん。「人と人の心をつなぐ最高のツールが人力車。京都で人力車をひき始めて人力車の魅力にとりつかれた3年目に、初恋の女性でもあった友人が自分を責めて自殺してしまった。それから1年後のあるとき、『私のように自分のことを認めることができずに苦しんでいる人を救ってあげて』と彼女からの天の声が聞こえたような気がした。その声を聞き、人力車を通して人との出会いの中から、『自分らしく生きることの大切さ・面白さ』を伝えたいと思った」(山田さん)と話す。

 山田さんは435日の旅の日程をインターネットで公開、毎日の出会いやエピソードをブログで発信する予定。

 「旅先で見かけたら声をかけてほしい。日程が合えばイベントや講演会などにも参加させていただきたい。自分のブログや日記にも紹介していただければ」とも。

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