3年連続金賞受賞、伊勢の地ビールが「父の日」で売り上げ伸ばす

ジャパンビアカップ3年連続金賞受賞した「神都麥酒」を手にする鈴木社長。壁にはこれまでに受賞した表彰状の数々。

ジャパンビアカップ3年連続金賞受賞した「神都麥酒」を手にする鈴木社長。壁にはこれまでに受賞した表彰状の数々。

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 二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久6、TEL 0596-21-3108)が製造し、ジャパンビアカップ(日本地ビール協会主催)3年連続金賞受賞した「神都麥酒(しんとびーる)」(2004年発売)が人気を集めている。

 創業1575年(天正3年)の同社の新事業として1997年、「伊勢角屋麦酒」のブランド名で地ビール製造を開始。2003年のオーストラリア国際大会で伊勢角屋麦酒の「ペールエール」が金賞を受賞するなど、国内外で品質の高評価を得る。

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 神都麥酒は、「明治10年代に伊勢の河崎にあった幻のビール『神都麥酒(しんとびーる)』をできる限り忠実に復活させ、なおかつおいしく、お求め安い価格で」(同社)との思いから2004年、鈴木成宗社長(当時専務)が中心となって復刻させた。それまで培った技術力を他社の大型プラントを使用し作業効率を向上させ大幅なコストダウンを実現。ろ過を施し、非加熱殺菌でありながら常温保存を可能にした。原材料の麦芽は、フランス産のペールモルトを中心にブレンド。ホップはノーブルホップの一つで、柑橘系の爽やかな香りが特徴の最高級カスケードを使用。もう1種類のビーターホップの種類は「企業秘密」。さらに伊勢志摩産の古代米(黒米)を使用し、年間約50万本を出荷する。

 「ジャパンビアカップJAPAN BEER CUP 2008」のアメリカンエール部門で3年連続金賞を受賞したことも影響し、神都麥酒は「父の日」を前に6月の自社サイトの売り上げが好調で全国に出荷したという。

 ジャパンビアカップは、日本地ビール協会の主催で1998年から毎年開催されている国内最大規模のビールコンペティション。ここで入賞したビールの多くが「ワールドビアカップ」でも入賞するなど、審査の確かさが実証されているという。今年の出品は62社の156銘柄。アメリカンエール部門は出品が多く、特にホップの香りが重視される部門。

 鈴木社長は「近年、日本の地ビールメーカーのレベルは高くなっている。3年連続の金賞は認めてもらったということを意味するので、製造者も販売者も誇りに感じる。父の日に売り上げが伸びたのも消費者に認めてもらった証かも(笑)。今後はヨーロッパの人たちの『ビールを楽しむライフスタイル』を日本で提案できれば」と話す。「それから、可能ならホップ栽培も手がけてみたい。伊勢の朝熊山の高原ならできると思うので誰か近くで作ってくれる農家さんがいればお願いしたい」と品質向上に意欲をみせる。

 価格は、350ミリリットル缶=300円、330ミリリットル瓶=390円。同社ECサイトと伊勢志摩の酒店で販売するほか、伊勢志摩の飲食店、宿泊施設でも提供する。

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