6月30日・7月1日、全国から約500人が伊勢に集い、「ありがとう」と感謝するために伊勢神宮を参拝した。
同企画は、作家の小林正観さんと親しい同市内のメンバーらが、「ただ『ありがとう』を言うためだけに神宮参拝しよう――と、一昨年、当初20~30人ほどの仲間だけで計画したのが始まり」と企画運営を担当するうたしショップ天川屋(伊勢市勢田町)担当者。
1回目の参加者は約400人、昨年が約650人、今年は平日にもかかわらず北海道から沖縄まで老若男女約500人が一堂に会した。2日間に小林正観さんの講演、神宮参拝などが行われた。
千葉から参加した85歳の男性は「正観さんの本を読みファンになり1人でやってきた」という。1回目から参加する京都の女性は「初めて参加したときにとてもすがすがしい気持ちで感動した。たくさんの友人ができることもうれしい」と話す。
小林さんは「神様にはお願いではなく感謝してお参りすることが大事」と説く。「伊勢神宮にただ『ありがとう』とだけ言うために500人が全国から集るのは珍しいのでは」とも。
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