スペースアート(伊勢市小俣町湯田)は10月1日、かがり火の炎のゆらぎを独自の技術で再現した商品を発売する。
同社は屋外用ネオンの製造や、ミラー、レーベンブロイ、カールスバーグなどビールメーカーのウインドー用のネオンなど受託、またネオンスクールを開校するなど、ネオン製造では国内トップクラスの会社。
2005年三重県産業支援センターの「新商品・新技術開発支援」補助金の採択を受け商品開発を手掛けた。今までオレンジ色の炎のゆらぎを表現することは困難だったが、同社ではリアルな炎の光を再現することに成功。赤い布に風を送り炎に見せたり、光だけで表現するものは商品化されていたが、ゆらぎをよりリアルに再現し、屋外でも使用可能なものはなかった。
すでに飲食店、寺社からも問い合わせが入っているという。商品のサイズは高さ=約70センチ、幅=35センチ。1カ月の電器使用量も約300円と経済的。
同社奥井貫人社長は、「今後はこの炎のゆらぎを囲炉裏や暖炉などにも応用し商品化していきたい」と話している。