今年で21回目を迎える鳥羽・神島カヌートライアルが7月19日・20日、鳥羽市安楽島から三島由紀夫の「潮騒」の舞台で有名な神島(同市)までの約16キロのコースを舞台に開催され、12歳~72歳の計49人の参加者42艇がパドルを漕いだ。主催は鳥羽・神島カヌートライアル実行委員会(鳥羽市観光協会内)。
初日の11時、ホテル鳥羽小涌園(同市安楽島町)前ビーチをスタートし、12時30分ころ菅島(同市)しろんごの浜で休憩し、15時30分ごろ目的地である神島に到着。参加者はタコとビールと太鼓の歓迎会の後、各宿泊施設で豪華な食事をとり、夜には撮影されたスナップ写真の上映会などを楽しんだ。
一行は、2日目10時に神島を出発し、12時ごろにしろんごの浜で休憩した後、15時にホテル鳥羽小涌園前ビーチに到着した。
同実行委員会メンバーで、シーカヤックの指導、ツアーなどのサービスを行っているパドルコースト(度会郡度会町大野木、TEL 0596-62-0337)代表の吉角立自さんは「行きは日本海の台風崩れの低気圧の影響で予想された北よりの風もおさまり、追い潮の影響で順調に神島に到着。全艇が完漕した。帰りは神島~菅島間の前半は、太平洋の方へ流される強い潮、後半は神島の方に戻される強い潮の流れに阻まれ、苦労して菅島に到着。1艇が残念ながらリタイアしたが、しろんごの浜からはリタイアした艇も復帰し順調に小涌園前ビーチへ到着。2日間とも好天だったが、強い潮に翻弄(ほんろう)された21回目のカヌートライアルでした」と振り返った。
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