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志摩のシーカヤック工房、夏の本格シーズンを前に生産に追われる
(2008年06月03日)
「海は初心者だからといって容赦しないからね。自分が作った船で事故には遭ってもらいたくないから絶対に手を抜かない」と話すのは、千葉から志摩に移住し、シーカヤックを製造するシーカヤック工房「船渡夢(せんとむ)」(志摩市磯部町沓掛)の豊島廣通さん。
豊島さんは、船を造ることに興味を持ち16歳から造船の道に進む。最高の造船家は、最高の乗り手であるべきだ――と志し、ヨットレースの最高峰「アメリカスカップ」に挑戦しようと、日本チーム「BBCチャレンジ」のクルーとして参加。チャレンジ艇は自国産でなければいけないというアメリカスカップの規定により、造船の知識のある豊島さんがヨットの製造スタッフとして抜擢され、ニュージーランドでヨット製造技術を習得し、日本チーム艇の製造にも関わるなど、豊富な造船経験を持つ。
「シーカヤックの直販はできるだけしないようにしている。なぜならどれだけ安全で安心な船を作ったとしても、乗り手の未熟さや過信から事故につながることもあり得る。知らない人に買ってもらうとそれが怖い。主に伊勢志摩や紀伊半島でシーカヤックのスクール、ツアーなどを開催する『パドルコースト』(度会郡度会町大野木、TEL 0596-62-0337)からの製造依頼がほとんどで、ここなら購入者の適正を十分判断した上で注文を受けてくれるから納品後の心配をしなくてもいい」と説明する。パドルコーストは自社製のオリジナル艇「Paddlecoast」ブランドと、ライセンス生産の「NORTH SHORE(ノースショア)」ブランドのシーカヤックを販売し、共に豊島さんが製造する。
豊島さんは、志摩に移住した1996年からシーカヤックの製造を始め、現在まで400艇以上を製造してきた。春から夏の今の季節に受注が集中し、現在は休みなしでシーカヤック製造の日々を送るという。この日は全長485センチ、全幅55センチ、軽くて丈夫なケプラーカーボン製の最上位機種「Shoreline Fuego(ショアラインフェーゴ)」を完成させた。
春の英虞湾をシーカヤックで満喫(伊勢志摩経済新聞)南伊勢町でシーカヤックマラソン(伊勢志摩経済新聞)鳥羽〜神島間でカヌートライアル(伊勢志摩経済新聞)シーカヤック工房「船渡夢」パドルコースト
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