三重の地酒を専門に扱う「べんのや酒店」(志摩市志摩町和具、TEL 0599-85-0420)と本州で初めて海ぶどうの養殖に成功した「養殖屋」(阿児町立神、TEL 0599-45-3548)は7月23日、三重の珍しい地酒と海ぶどうをセットにした商品の販売に共同で乗り出した。
三重の地酒「るみこの酒」、「作(ざく)」と「海ぶどう」のセットをネットで販売
べんのや酒店は県内47蔵元中17蔵元の日本酒80~90品目を扱う「三重の地酒専門店」。入手困難な三重の地酒なども販売する。養殖屋の海ぶどうは、沖縄産に比べ流通コスト、鮮度面での優位性をアピールし、寿司店や高級料理店からの注文が増えている。
べんのや酒店の竹内伸樹さんは「家庭で海ぶどうだけを注文するには配送費が高くなり、食べたくても注文をちゅうちょしている人も多いのではと思い企画した。常温で配送可能でしかもおいしく、珍しい地酒と、不思議な食感の海ぶどうを選びセットにした」と話す。「伊勢志摩の、三重の、おいしいものを今後も紹介していきたい」とも。
セットした地酒は、漫画「夏子の酒」(講談社漫画文庫)に感銘を受けた森喜酒造場(伊賀市)の森喜るみ子さんが、漫画家の尾瀬あきらさんに手紙を出したことがきっかけで誕生した「るみ子の酒」と、ガンダム人気から「ざく」という響きをきっかけに購入し、その後ファンになる人も多いという清水醸造(鈴鹿市)の限定生産品の「作(ざく)」。
海ぶどう(100グラム)と「るみ子の酒特別純米酒9号(4号瓶1本)」とのセット(4,000円)、同「作 恵乃智(4号瓶1本)」とのセット(3,800円)の2種類を用意。海ぶどうの生産可能なシーズン中は販売を続ける。共に送料込みの料金。
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