志摩市浜島町出身の別当由香さんが日本代表選手として参加する北京パラリンピック車いすバスケットボール女子チームが、予選リーグを全勝で勝ち進み、決勝リーグへ駒を進めた。
北京パラリンピック車いすバスケ、シュートをする別当由香さん。
9月7日初戦49対46で中国を、8日52対34でメキシコを破り、9日には世界ランク1位のカナダと対戦し55対52で勝利。10日55対52でオランダを破り、予選リーグを全勝のまま1位で通過した。
NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンター(鳥羽市鳥羽)の事務局長の野口あゆみさんら3人は、開幕式のあった5日から9日まで北京に滞在し、別当さんを応援した。
野口さんは「別当さんとは直接会えなかったが、毎日メールのやり取りをしていた。ド派手なカツラをかぶって寄せ書きの日の丸を振り、踊りながら声援を送っていたら、メキシコ戦の後『アホほど踊ってくれてありがとう』とメールをもらったので声援が聞こえていたのだと安心した。この調子で頑張って金メダルを獲得してほしい」とエールを送った。
現在の予定では12日から決勝リーグがスタートし、順調に勝ち進めば15日に決勝を迎える。