格闘家30人がジャンルを超えて合宿-格闘技ドクターのセミナーも

格闘家らの合宿「サマーキャンプin伊勢志摩」。「格闘技ドクター」の二重作拓也さんによる「格闘技医学セミナー」。

格闘家らの合宿「サマーキャンプin伊勢志摩」。「格闘技ドクター」の二重作拓也さんによる「格闘技医学セミナー」。

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 三重県内で活躍する格闘家らが9月13日・14日、技術向上と各団体間交流のため合宿「サマーキャンプin伊勢志摩」を志摩市志摩町で開催した。

「格闘技ドクター」の二重作拓也さんによる「格闘技医学セミナー」

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 合宿は、昨年に引き続き2回目。空手、キックボクシング、柔術、総合格闘技など県内6団体と大阪、浜松から2団体の合計8団体が一堂に集り合宿を通して、立ち技、寝技、総合などジャンルにとらわれることなく、意識や技術の向上を目指し、団体を超えた技術交流と親睦を図ろうとするもの。今年は約30人が参加した。

 1日目は、フィジカルトレーニングや各カテゴリーに分かれた技術交流などを行い、2日目は、スポーツドクター・リハビリテーション科医師で自身も格闘家として数々の試合経験を持つ「格闘技ドクター」の二重作拓也(ふたえさくたくや)さんによる「格闘技医学セミナー」が開催された。

 同セミナーは、二重作さんの格闘技実践者としての経験とスポーツドクターとしての専門医学知識を融合させたもので、呼吸法、ストレッチ、脳・神経系トレーニングなど体の構造に基づいた医学的見地に立った技術、戦術など実践を交え指導した。

 二重作さんは「ウオーミングアップではまず『呼吸』でお腹を動かすことが大切。また、医学的なトレーニングでケガや事故を予防することもできる」と話す。合宿の主催者でもある空手道禅道会三重伊勢道場の中谷太一道場長は「格闘技の選手の立場に立ち、競技特性を理解した上での指導は目からうろこだった」と漏らす。

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