千円で志摩の天然トラフグ「あのりふぐ」料理-宿泊客には無料提供も

地元での消費拡大とブランド化を目指す「あのりふぐ」。今年の浜値は上々。

地元での消費拡大とブランド化を目指す「あのりふぐ」。今年の浜値は上々。

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 今年で2回目となる「ふぐ祭と安乗文楽鑑賞会」が10月26日、安乗崎灯台周辺で開催される。主催は安乗岬旅館組合(志摩市阿児町安乗)。

今年2月、伊勢神宮に奉納されたあのりふぐ

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 「あのりふぐ」は、伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲される体重700グラム以上の天然トラフグのこと。地元での消費拡大とブランド化を目指して、志摩市と志摩の国漁業協同組合、観光協会、旅館組合、飲食店組合、商工会などで「あのりふぐ協議会」を設立し、稚魚の放流、商標登録、協議会認定看板を付与する認定制度の導入などの事業を展開。それまで地元消費はほとんどなかったが、協議会を立ち上げ旅館や飲食店で提供するようになり、昨年は約20トンが消費されるようになったという。

 同イベントは、昨年三重ブランドに認定された天然のトラフグ「あのりふぐ」のPRを兼ねた試食会と、同地区で400年以上伝承されている伝統芸能の人形芝居「安乗文楽」の特別上演会。前日、同組合加盟旅館に宿泊した客には「あのりふぐ」のフグ汁、フグ飯、フグのから揚げ3品の食事券を無料で提供する(一般客は1,000円)。

 同旅館組合の池田哲太郎さんは「多くの人に安乗(地区)の良さと、あのりふぐのおいしさを知ってほしい。安乗文楽はミシュランのガイドブックでも紹介され、外国の人にも注目されている。気軽にお越しいただければ」とPRする。

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