真珠20万個以上を英虞湾にまく-ミス伊勢志摩らが「真珠祭り」で

ジャンボ真珠貝の船上からミス伊勢志摩らが20万個以上(30貫=112.5キロ)の真珠を一斉に海に。写真提供:「おいない伊勢志摩」編集部

ジャンボ真珠貝の船上からミス伊勢志摩らが20万個以上(30貫=112.5キロ)の真珠を一斉に海に。写真提供:「おいない伊勢志摩」編集部

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 アコヤ貝の母貝の供養・真珠産業の発展を祈願する第58回真珠供養祭「真珠祭り」が10月22日、真珠いかだ浮かぶ英虞湾の中央に位置する賢島(志摩市阿児町神明)で開催された。主催は三重県真珠養殖連絡協議会(伊勢市岩渕)。

「海にまいた真珠」はこんなにきれい

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 昨年は、真円真珠発明100周年を記念したシンポジウムや記念事業が同時に行われた。今年は、パールキング=御木本幸吉翁の生誕150周年記念事業が、11月から鳥羽市を中心に展開を予定している。

 この日は、長崎から東京までの生産、加工、流通などの真珠関係者約400人と観光客、アマチュアカメラマンらが、周囲約7キロの小さな島=賢島に集った。10時30分から賢島の丘の上にある円山公園の真珠供養塔前で供養祭が行われた後、会場を海上に移し、ジャンボ真珠貝の船上からミス伊勢志摩らが20万個以上(30貫=112.5キロ)の真珠を一斉に海にまいた。

 招待され参加した東京の真珠販売業者は「株安で世界不況の中、先行きは不安な一面が多いが、こうして真珠生誕の地に立つと、真珠が育む海があってこそ仕事をさせていただくことができる――と初心に帰ることができる」と思いを新たにしていた。

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