三つどもえの激戦となった志摩市長選挙(10月19日)の結果、初当選した大口秀和さんが同31日、志摩市の第2代市長となって志摩市役所に初登庁した。
市役所の玄関には職員約150人が整列し、新市長の登庁を拍手で出迎えた。その後会場を移し、職員の前で大口市長は「今回の選挙ではお願いの選挙から約束の選挙を行った。その結果、市民の信任を得た。今日からよろしく」と簡単な挨拶の後、「執行部と職員の融合を密にし、働きやすい環境を作っていきたい」と述べた。
同日開かれた記者会見で大口市長は「財政再建に取り組み自立した行政運営を目指す。まずは観光客の誘致に力を入れ、再訪したい町にしていきたい。名古屋、大阪、京都からの帰結点でもある賢島(同市阿児町神明)地区の整備をソフト・ハードの両面から行い、夜のデートスポットとしてカップルが来たいと思うような場所にしたい」と意欲を見せた。