「海女小屋」新設で志摩の海女文化PR-郷土料理提供も

目の前は夕景がきれいな「あずり浜」を望め、現役、元海女さんたちから体験談も聞ける。友好町の岐阜県白鳥町産の木材を使用。

目の前は夕景がきれいな「あずり浜」を望め、現役、元海女さんたちから体験談も聞ける。友好町の岐阜県白鳥町産の木材を使用。

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 志摩市観光協会志摩市部観光案内所(志摩市志摩町越賀、TEL 0599-85-1212)の敷地内に、9月30日、新しく「海女小屋」が完成した。

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 「海女小屋」は、小屋の中央に火場(囲炉裏)があり、本来海女さんが漁の合間や終わりに、焚き火で暖をとりながら、収穫した魚介類を食べ休憩する施設で、以前に観光用に設置した「海女小屋」が人気であったことから、さらに多くの人に利用してもらえるよう新たに設置したもの。

 同施設は志摩町と友好提携している岐阜県郡上市白鳥町の杉材木を使用し、建設には白鳥町から駆け付けた職人が加わった。敷地面積は45平方メートル、部屋数は3部屋で、最大25人を収容できる。

 施設内では、現役の海女さんや元海女さんを招いて、志摩弁の明るい会話を楽しみながら、サザエやアワビ、伊勢海老など、志摩市で獲れた旬の魚介類の炭火焼や、郷土料理の「てこね寿司」を味わうことができる。

 同協会本部の事務局長の森さんは「11月に開催される自然公園大会や和具小学校と白鳥小学校の交流会など、様々なイベントに利用してもらい、『志摩の海女文化』を多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 海女小屋体験は、同協会志摩支部へ3日前までに予約が必要。料金は、海女さん1人につき3,000円(利用者4名ごとに1人)、料理は1人=5,500円から。

志摩市観光協会ホームページ

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