地元ボランティアグループ「道ちゃん塾(代表=竹内正博さん)」(志摩市志摩町和具、TEL 090-2680-2298)は10月9日、志摩大橋(通称=パールブリッジ)開通1周年を記念して海上から同橋を見上げようと、3人乗りのシーカヤックの無料体験ツアーを企画した。
同事業は、伊勢志摩国立公園の中を走る国道260号の「景観形成事業」の一環として事業化され、同グループは2003年から同事業委員会有志ら約20人が国道の清掃作業などを中心に活動しているもの。昨年10月10日に開通した志摩大橋からは真珠筏が浮かぶ英虞湾を一望でき、地元の人はもちろん、観光客にも人気のスポットとして話題を集め、一躍伊勢志摩を代表する観光名所になっている。
同企画は、海上からの景観の素晴らしさ、カヤックの爽快さを知ってもらおうと同日、早朝から先着50名を対象に無料体験ツアーを企画。慣れないで前に進めない地元中学生も乗り終えた後にはまっすぐ進めるようになり満足していた様子。
竹内代表は、「英虞湾は真珠養殖業盛んなところ。その産業の一部である『真珠筏』が風景の一つになっている。志摩大橋は日本一綺麗な景色を見ることができる橋。いつまでも人を癒す景観を維持するためにもこれからも活動を続けていきたい」と話している。