「ちょんまげワールド伊勢 安土桃山文化村」(伊勢市二見町、TEL 0596-43-2300)の入場者数に変化が起きている。三重テレビ制作の番組「キンさばっ!!近所(きんどころ)の裁き」効果がじわじわと数字に表れてきた格好だ。
三重県観光大使の欽ちゃんことコメディアンの萩本欽一さんが同村の名誉村長となった昨年10月からの個人客の入場者数が、10月=139%、11月=163%、12月=106%、1月=119%と前年比4カ月連続で増加している。
同番組は、昨年10月14日に放送開始。三重テレビとその番組スポンサーが、欽ちゃんの夢=「この地をブロードウェーのようにすること」に賛同し、みんなで応援しよう――と立ち上がり三重県内を巡回。一般参加者を入れた公開収録形式をとる。
同番組プロデューサーの山田享司さんは「我々も萩本さんの夢に乗っかっちゃった(笑)。『チームブロードウェイ』を合言葉に皆が熱くなっている。同村への入場者に少しでも貢献できて、三重県全体がひとつになって欽ちゃんを応援する力になれば」と話す。
「同番組ではほとんど言葉を発しない室矢まんぺいさんは、どの会場でも女性ファンから写真やサインを求められている」(山田さん)と出演者の人気ぶりにも注目する。番組の放送時間は、毎週火曜20時~20時30分。
同村の営業時間は、9時30分~16時(3月16日まで)。入村料は、大人=2,500円、中高生=1,200円、小学生=900円。各劇場・遊技場など別途料金必要。近鉄鳥羽駅から毎日9時40分発の無料バスの運行サービスがある。