経済産業省が10月2日に発表した「IT経営百選」161社の中に、伊勢志摩から長太屋(志摩市志摩町和具)が選ばれた。
「IT経営百選」は「IT経営応援隊(中小企業の経営改革をITの活用で応援する委員会)」の事業の一つとして、今回で2回目。経営戦略やITの活用実態が優れ、中小企業経営者の目標となるような企業を選出するもの。選出された企業をDVDやビデオオンデマンドで紹介している。
「IT経営応援隊」は2004年6月に同省により発足し、中小企業の戦略的情報化を促進することを目的にした2006年度までの3年限定プロジェクト。政府や政府機関だけでなく、中小企業支援機関や民間事業者、金融機関・自治体、中小企業におけるIT化支援の専門家など、多数の関係者との連携により、中小企業における「IT活用による経営改革」支援を行う。
長太屋は自社牧場で松阪牛を生産、販売する企業で、近年インターネットによる精肉などの販売に力を入れていた。注文数の増加とともに、その業務効率を改善するために自社サーバーの構築や支援ソフトなどを導入し、売り上げを上げることに成功したことが評価された。