「志摩からわざわざ松阪まで食べに来てくれる友人が『志摩にも店を出して――』と言うので、その友人のために(笑)」――。志摩店(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-7073)オープンのきっかけをそう話すのは、パキスタン・インド料理店「ジャハンギール(JAHANGIR)」のオーナーでパキスタン出身のジャハンギール・アラムさん。
手作りのナンは注文が入ってから焼き上げる。パキスタン・インド料理店「ジャハンギール」志摩店オープン。
志摩店は、松阪店、名張店に次いで3店舗目。カレーやナン、羊のひき肉のくし焼き(シシカバブ)、鶏肉料理のタンドリーチキンなどのパキスタン・インド料理を提供する。
ジャハンギールさんは4人兄弟の三男。約20年前に来日し、11年前に松阪に開店。口コミでカレーのおいしい店として評判を集める。志摩店は長男のアリさんが店長として就く。
「人気」(ジャハンギールさん)は、サラダ、パパド(豆の粉を揚げたチップス)、サモサ(インド風春巻き)、タンドリーチキン、カレ-、ナンなどが付く「タリーセット」(1,470円)。カレーは、チキン、ビーフ、マトン、シーフード、野菜の25種類がメニューに並ぶ。ナンは注文が入ってから焼き上げる。ランチタイム(11時~14時30分)にはAランチ(840円)、Bランチ(1,050円)、Cランチ(1,260円)を用意する。
ジャハンギールさんは「日本に来た時は言葉の壁に苦しんだ。言葉通り毎日『壁』としゃべっていた(笑)。何を言っているかわからないから『ありがとうございます』としか言えなかった。今では大阪が大好きで関西弁になってもうた(笑)」と来日当時を振り返る。
営業時間は11時~22時30分。