国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦「ミズノクラシック」が 11月3日~5日、近鉄賢島CC(志摩市阿児町)で開催された。
優勝はカリー.・ウェブ(オーストラリア)で通算14アンダーの202。賞金18万ドル(約2100万円)を獲得した。準優勝には首位と4打差で日本の肥後かおりが、大会6連覇を狙ったアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)は3位。宮里藍は7位、横峯さくらは32位。前日首位の上田桃子は9位と健闘した。
1日目は、レーチェル・ヘザリントン(オーストラリア)が7アンダー、2位に川崎充津子が4アンダー、宮里、横峯はともに3アンダーで6位タイと混戦のスタートとなった。
2日目は、プロ2年目で20歳の上田が9アンダーで単独の首位となり、急きょ出身地の熊本から新聞社も駆けつけたほど。2位はウェブが8アンダー、3位には宮里ら7人が7アンダーで並び、優勝の行方に注目が集まった。
3日間とも快晴で、心配された海風もなく選手それぞれにスコアを伸ばした。大会主催者のミズノ広報宣伝部の西田維作さんは「われわれも新たな会場での開催に期待と不安でいっぱいだったが、運営上の問題はほとんどなく大成功だった。地域の人たちの温かい受け入れ体制が素直にうれしかった」と話している。