「黒アワビステーキ」期間限定ランチに三重の隠れた食材-志摩観光ホテル

三重県産の食材をできるだけ多く使った「地産地消」テーマの「黒鮑ステーキランチ」。三重県の食材がふんだんに使われたオードブル6種盛りがお値打ち。

三重県産の食材をできるだけ多く使った「地産地消」テーマの「黒鮑ステーキランチ」。三重県の食材がふんだんに使われたオードブル6種盛りがお値打ち。

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 天皇陛下を始め皇室関係者や世界の要人らの舌を魅了してきた志摩観光ホテル(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-1211)のレストラン「ラ・メール クラシック」の看板メニュー「黒アワビのステーキ」の特別ランチメニューが評判を集めている。

料理について親切に説明する志摩観光ホテル宮崎英男総料理長。「黒アワビステーキ」期間限定特別ランチ。

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 1951(昭和26)年開業の同ホテルは、作家の山崎豊子さんが「華麗なる一族」の舞台に描いたことでも話題を集め、2007年に俳優の木村拓哉さん主役でドラマ化されたことでさらに注目を集めた。日本を代表する建築家・村野藤吾が設計した同建物を視察で訪れる建築家も少なくない。

 1月4日~3月31日の期間限定で提供しているランチメニューは、三重県産の食材をできるだけ多く使った「地産地消」をテーマにした「美(うま)し国おこし・三重「黒鮑ステーキランチII」。メニューは、「オードヴルヴァリエ 三重・伊勢志摩の幸6種」「伊勢海老クリームスープ」「黒鮑ステーキ」「デザート」「コーヒーまたは紅茶」のセットで、料金は1万2,000円。

 オードブルは、「鮑テリーヌ」「活車海老冷製」「磯部・古代米(紫黒米・赤米)」「三重・伊勢志摩の貝(真珠貝柱・桧扇貝)」「真鯛のスモーク」(志摩市産)「松阪肉冷製 粒マスタードソース」(松阪市産)「伊勢鶏胸肉 香草ソース」(伊勢市産)。テリーヌの付け合せのミカン=南伊勢町産。「伊勢海老クリームスープ」は志摩市産のイセエビを使用した濃厚なクリームスープ、「黒鮑ステーキ白ブドウ酒ソース旬野菜とともに」は志摩市産の黒アワビに松阪市産のエリンギ、伊勢市産の下仁田と1本ネギの交配種の「なべちゃんネギ」とほうれん草。デザートの「あおさのクレームブリュレと三重県産いちご本日のアイスクリームを添えて」は志摩市産のアオサのクレームブリュレと南伊勢町産の卵を使用したアイスクリームにイチゴ「レッドパール」を添える。パンと雑穀バターには一部に志摩市産「米澤モチ麦」を使用した。

 宮崎英男総料理長は「普段からイセエビやアワビ、野菜など地元産や自家菜園の安心安全な食材を使うようにしているが、今回は特に『三重県産』にこだわってみた。パンにつける雑穀バターはヒエ、アワなど10穀をローストし砕いて、子どものころよく食べた『はったい粉』をイメージして作った。その中には志摩市国府出身の米澤平一さんが開発した『米澤もち麦』を使用、パンにも一度ボイルした『米澤もち麦』を入れている。デザートには、日本一の生産量を誇り『今が旬』のアオサをクレームブリュレの中に入れ、地元産のイチゴ『レッドパール』を使用した」と説明する。

 同ホテル販売推進部の前田淳さんは「当ホテルの一番人気のランチメニュー『ANCIEN(アンシェン)』(1万3,000円)と比べるとオードブルだけを見てもお得な理由がよくわかるので、何度も足を運んで下さる常連客も多い。この期間中に気軽に召し上がっていただければ」と話す。

 「黒アワビのステーキについては、2度目以降あらかじめリクエストいただければ他の味付けに変更することも可能」(宮崎総料理長)とも。

 同ランチメニューの提供時間は11時30分~14時。前日までの予約が必要。

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