シーフード料理のナンバーワンを決める「志摩S-1グランプリ王座決定戦」が3月20日、真珠いかだ浮かぶ英虞湾の中央に位置するともやま公園芝生広場(大王町波切)で開催された。主催は、三重を元気にしよう会(志摩市阿児町国府、TEL 0599-43-3299)。
第1回のグランプリに輝いた「HA・菜・REあじろ」店長の田中洋平さん
「S-1グランプリ」は、最もおいしいシーフード料理を客が試食し投票する料理コンテスト。500円分のチケットを購入すると1枚の投票券がつき、客はその投票券を気に入った料理を提供する店舗に投票し、その得票数でグランプリ店を決定するというもの。2013(平成25)年に、47都道府県代表が勢ぞろいする全国大会に発展させようと計画する。グランプリ獲得店舗や入賞店舗は、S-1グランプリ王座決定戦「公式推奨店」として認定する。
この日エントリーした出店者は16店舗、来場者は約5,500人、総投票数は2,660枚となった(主催者発表)。
第1回のグランプリに輝いた料理は、「HA・菜・REあじろ」(志摩市志摩町和具、TEL 0599-85-7333)の志摩産のカツオを焼肉のユッケ風、サラダ仕立てのカルパッチョ(300円)となった。同店店長の田中洋平さんは「竹を切って器代わりにしたり、味だけでなく見た目にもこだわった甲斐があった」と喜びをかみしめた。
自らも審査員としてすべての料理を試食した志摩市長の大口秀和さんは「初めてのイベントで不安もあったが、今回の出来は、満点以上の120点。各店の料理もそれぞれに趣向を凝らして甲乙つけがたかった。大変すばらしい」と高く評価した。「志摩市からシーフード料理が全国に発信されていくことを祈っている。年に一度といわず、秋にも開催してもいいのでは(笑)」とも。