グルメガイドブック「三重のおいしいもん」に最新刊-181店舗を紹介

「赤い表紙のグルメ本」として三重県内では知られているグルメ本「三重のおいしいもん」。

「赤い表紙のグルメ本」として三重県内では知られているグルメ本「三重のおいしいもん」。

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 三重県内の飲食店181軒を紹介するグルメガイドブック「三重のおいしいもん」が4月1日、県内の書店に並んだ。発行は伊勢文化舎(伊勢市神田久志本町、TEL 0596-23-5166)。

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 同書は、1985年~1994年に「伊勢路の味くりげ」、1997年~2006年に「三重のおいしいもん」を刊行してきた同社が、県内の飲食店を再調査しリストアップした約300店の中から絞り込み、181店を厳選し紹介する。

 三重のグルメ本発刊のきっかけを、同社代表の中村賢一さんは「志摩観光ホテルのフレンチシェフ・高橋忠之さんの著書『海の幸フランス料理』(柴田書店)が出版された1980年代、全国にグルメブームが巻き起こり、伊勢志摩地域へも全国から食通たちが訪れた。その人たちにもっとおいしい店を紹介したいと思い1985年に『伊勢路の味くりげ』を発刊したのが始まり」と振り返る。

 これまで3年に1度、約20万冊以上の発行を重ね、今回で9冊目、「三重のおいしいもん」シリーズとして5冊目になる。県内を5地域に分け、北勢29店、津・松阪66店、伊勢志摩62店、東紀州10店、伊賀14店の飲食店を紹介する。

 中村さんは「最近の傾向は、無農薬や有機野菜、地産地消など食材にこだわる店が増えた。おいしいことは前提として『食の安心』へのこだわりも、25年前にはなかった価値観となって定着してきた。伊勢志摩地域では志摩観光ホテル出身者の開業する飲食店が地域の食文化を後押ししてきたが、最近は直接イタリアやフランスに出向き修行したオーナーや地元の人気店で修行したオーナーシェフの開業も目立つようになった。古民家や自宅を改築して開く飲食店も増加傾向にある」と分析する。

 価格は1,260円。452人に当たる「発刊記念読者プレゼント」応募はがきが付く。応募締切は9月30日。

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