みずほ銀行は11月21日、昨年発売された年末ジャンボ宝くじ(第498回全国自治宝くじ)の当せん券のうち1等(2億円)1本、2等(1億円)12本、1等の前後賞(5,000万円)6本の計17億円分が未換金であると発表。そのうち1等前後賞の合計3億円が志摩市の「カメラのマエダ鵜方店」(志摩市阿児町鵜方)で発売されたものだという。
同店は近鉄鵜方駅前に開業し今年で39年目。約30年前から宝くじを店頭で販売、地元の人からも「よく当たる店」として人気があるという。過去、今回のものを含め年末ジャンボ1等4本が同店で販売された。新聞社、テレビ局など突然のマスコミの取材に同店従業員は困惑しているとも。
今回の年末ジャンボ宝くじは、同店で2,000枚を販売。換金期間になると1等前後賞から外れた常連客がハズレ券を持参し悔しがっていたという。
同店社長の大屋岩男さんは「毎年大晦日には欠かさず年末ジャンボの当選が自分の店から出たかどうかの確認を行っている。今回の当せんも驚いたが、未換金のニュースにはさらに驚かされた。3億円が地元に還流されないのは地域経済にとってもマイナスでは」と困惑気味に話している。
支払期限は来年1月4日まで。