熊野速玉神社目指しマラソン190キロ-高石ともやさん、伊勢神宮を出発

マラソンで伊勢神宮内宮から熊野速玉大社を目指すフォーク歌手の高石ともやさん。

マラソンで伊勢神宮内宮から熊野速玉大社を目指すフォーク歌手の高石ともやさん。

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 フォーク歌手の高石ともやさんが6月17日、マラソンで熊野速玉大社(和歌山県新宮市)を目指して伊勢神宮内宮を出発した。

笑顔の高石ともやさん。伊勢神宮宇治橋前にて

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 高石さんは、1966(昭和41)年にフォーク歌手としてデビューし、68歳になった現在も歌い続ける一方、ホノルルマラソンに33回連続完走や日本初のトライアスロン「皆生トライアスロン」第1回大会(1981年)の優勝記録などを持ちアスリートとしても活躍する。昨年は自ら作詞作曲した「西国巡礼歌」33曲を歌いながら青岸渡寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)から華厳寺(岐阜県揖斐郡揖斐川町)までの991キロを走った。

 10時に伊勢神宮を出発した高石さんは、熊野古道である女鬼峠、三瀬坂峠を走りJR紀勢本線阿曽駅(度会郡大紀町)に17時到着。翌18日、阿曽駅からツヅラト峠を通り北牟婁郡紀北町へ。19日は仕事の都合で一時三重を離れるが、20日から再出発し22日の到着を目指す。走行距離は約190キロ。

 高石さんは「昨年西国巡礼を達成したときに、昔の人たちは伊勢神宮に参拝後、熊野古道を歩き、西国巡礼をしたのだ――ということに気付かされた。順序が逆になったが、『今ごろ』になってではあるが、先人たちのたどった道を走らせていただきます」と話す。

 熊野速玉大社は、熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町)、熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)と合わせて熊野三山と呼ばれ、2004年7 月、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されている。

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