写真(右側)東員町 町長 水谷俊郎、写真(左側)株式会社STFプロジェクト 代表取締役 金津史和、場所:東員町役場内、(撮影日:2024年12月19日)
三重県員弁郡東員町(以下、東員町)と株式会社STFプロジェクト(東京都港区、代表取締役:金津 史和)は、地域創生、地域活性の課題解決の実現に向け、SDGs取り組み情報発信を行うポータルサイト事業を共同で構築していくことで合意し、協定を締結しました。
今回の合意に基づいて、東員町エリアの企業や団体、学校、町民、関連するステークホルダーのSDGsの取り組み内容を見える化し、ポータルサイト(仮称「おみごと東員町!SDGsアクション」)を構築し、情報集約して、複合的な情報発信と情報交換を行える環境づくりを行っていきます。
本実証において、株式会社STFプロジェクトが開発したクラウドシステム「自治体向けSDGs広報支援プラットフォーム SDGs-ACT(エスディージーズ・アクト)」を採用し、ポータルサイト構築を行います。参加者のSDGsの取り組み内容の見える化は、法人や団体の場合は、その取り組みが目指すSDGsゴールや17ゴール別の貢献度を表すグラフ、取り組みの写真、解説文などで簡潔にわかりやすく紹介します。
全ての取り組みが一定のフォーマットで統一表示されているため、エシカル消費を実現する製品や商品、SDGsなサービスの情報、社会をより良くするためのプロジェクト活動、働き甲斐のある会社などが明確に分かります。また、住民や学生など個人の場合は、SNSやブログのように日常の行動や取り組みを手軽に簡単に投稿でき、各アクションがSDGsポイントとして計算され表示されます。さらに、企業や団体への応援メッセージ、「いいね」「フォロー」などで交流、などの機能も提供します。SDGsに関心を持つ人々が、共感し合い、連携して未来の持続可能な変化を実現することを期待しています。
今後、東員町と株式会社STFプロジェクトは、本事業を通じて得られた結果より一層のSDGs取り組み情報発信支援ニーズの把握を図り、新たな政策、事業拡充を検討していきます。
【実証内容】
東員町エリアの様々なステークホルダーのSDGs取り組み情報発信を行えるポータルサイトを構築し、地域創生及び地域活性などの課題解決への影響などの調査分析を通じて、新たな政策、事業拡充の検討を行う。
【想定される効果】
- 東員町の施策やSDGsへの考え方の幅広い広報力のアップ
- 事業参加する企業や団体のSDGs取り組みの見える化による住民・就活生へのアピール力のアップ及び販売促進力のアップ、人材採用の促進
- 住民の優れた地元企業や団体の認識力のアップ(優れた製品や商品、サービスを知るための環境づくりとなる)
- 仮称「SDGsポイント」による経済効果の検証機会を得られること
企業・団体のSDGs取り組みの見える化イメージ
個人のSDGs取り組みの見える化イメージ
【実証期間】
2024年12月1日~2026年3月31日
【各主体の役割】
■東員町(政策課)
東員町では、令和3年度から令和12年度まで10年間を計画期間とした「第6次東員町総合計画」を策定し、基本構想の将来像として、健康活躍のまち東員町「おみごと!があふれる町へ」を掲げています。また、基本計画の重点施策の1つとして、主体的で特色のある地域づくりの推進(地域づくりへの支援、住民活動の支援、広報・広聴の推進)として、住民、企業、NPO、ボランティアの方など様々な人たちと協力、協働しながら取り組んでいます。本実証においては、
- 事業の実施及びデータ提供
- 事業参加対象者への参加案内及び選定
- 東員町の関連媒体を利用した広報等での情報発信
■株式会社STFプロジェクト
株式会社STFプロジェクトは、SDGsを、節約して得してさらに楽しめて、それでいて誰かの役にも立つ「ライフスタイル」と考え、より良い地域社会の実現のため、新たなITサービスを創造することを目指しています。本実証においては、
- ポータルサイトのシステム構築(基盤システム:SDGs-ACT)
- 事業参加者のサポート、データ管理、システム保守
- 課題解決への調査分析と具体的な取り組み推進
【実証実験への参加募集案内】
- 実証実験への参加募集チラシ(企業・団体向け)2025年2月版