紳士服・婦人服、靴、Tシャツ、和服など、三重県内で「オーダーメード」に対応する店を特集で紹介する季刊ローカル誌「NAGI凪(なぎ)」最新号が12月1日、県内の主要書店、道の駅などに並んだ。発行は「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)。
デフレに逆行しても「地域に個性と活力を」と願い、世界に一つの「オーダーメード」をあえて特集した同誌。特集タイトルは「世界にひとつを誂(あつら)える」。誌面では、自分仕様にあつらえてくれる11店を紹介する。
編集長の坂美幸さんは「洋服の仕立ては個々の体型や好みに合わせて作るのでフィット感抜群。和服は流行に左右されず、子や孫へ譲り受けることができる。個性を演出し、長く愛着を持って着ることができる。オーダーメードでオーダーする人が増えれば、地域の個人商店が活気を取り戻し、仕立てや縫製の職人技も受け継がれる」と話す。「『いいものを長く大切に使うという気持ち』が伝われば」とも。
価格は670円。