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志摩の近海に居つくから「志摩いつきさば」-隠れたブランド魚で商品続々

志摩の近海に居つくから「志摩いつきさば」-隠れたブランド魚で商品続々

志摩の近海に居つくから「志摩いつきさば」-隠れたブランド魚で商品続々

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 志摩市商工会(志摩市阿児町)は2月24日、志摩で水揚げされる新鮮なサバに付加価値を付けブランド化し、商品化につなげようと1年間取り組んできた事業の実績報告を行った。

三重県立水産高校の生徒とコラボで「サバ缶」作り

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 同事業は、「地域力活用新事業∞(無限大)全国展開プロジェクト」の一環として「『志摩いつきさば』クラスタ形成によるサバ価値力アップ事業」で、志摩の近海に居つくサバを「志摩いつきさば」と命名し、そのサバを使った商品を全国で販売できるよう試作品を作り、試食アンケートなどを繰り返した。

 昨年、三重県立水産高校(志摩町)水産製造・増殖科の生徒と志摩の郷土料理を研究する志摩いそぶえ会(同)らと共に「マスタードソース煮」「トマトソース煮」の2種類のサバ料理を缶詰に。そのほか、鮮魚の冷薫などを手がける大松屋(志摩町)との共同開発商品「サバの冷薫のオリーブオイル漬け」や、さんまずしなどを製造販売するひろおか荘(阿児町)と「さばおやき」などを試作した。

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた「グルメ&ダイニングスタイルショー」(2011年9月と2012年2月の2回)に出展し、来場者に試食してもらいアンケート調査も実施。調査結果では、オイル漬けの評価が高く、80%以上の人がおいしいと評価したが、設定価格については「普通」「高い」という意見が多かった。

 同商工会の竹内厚史さんは「缶詰は初めての試作だったので、さらに研究を重ね真空パックやレトルト商品として商品化できれば。オイル漬けは完成されたものとしていつでも販売できるのでは。おやきについては具材を変えることでバリエーション豊富になるため可能性が広がる」と説明する。一方「地域で統一したブランドを冠にした活動が重要。今後、志摩市が展開する『志摩ブランド』との連携も視野に入れた活動が必要では」と指摘する。

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