伊勢神宮の臨時祭主に就任した黒田清子さんが5月14日、神様の衣替えともいわれる「神御衣祭(かんみそさい)」に初めての祭典奉仕を行った。
臨時祭主就任のあいさつのために同13日、真珠のネックレスとブローチを身にまとい白のドレス姿で登場した黒田さんとは一転、頭に木綿鬘(ゆうかずら)、緋(ひ)色の浅沓(あさぐつ)を履き、桧扇(ひおうぎ)を手に持ち、白衣・緋袴(ひばかま)・小袿(こうちぎ)といった平安の装束で祭典に臨んだ。
「神御衣祭」は天照大神(あまてらすおおみかみ)に麻と絹の反物と針、糸を供える祭典で、正宮のみで執り行われる。