志摩に夏の訪れを告げる恒例イベント「志摩レゲエ祭 UP PARK CAMP」が梅雨真っ只中の6月30日、志摩スペイン村(志摩市磯部町)第3駐車場の野外特設会場で行なわれた。
MUNEHIROのステージにTAK-Zが乱入「志摩レゲエ祭」
今年で8回を数える同イベントは、同市内に住む青年たちが、志摩郡から志摩市に市町村合併(2004年10月)したことを機に、「若者や次代の子どもたちがもっと未来に希望を燃やせる地域に--」と奮い立ち、ゼロから作り上げた手作りのイベント。毎年、嵐や大雨で「当日、必ず雨が降る」と定説化するほどだが、昨年「奇跡的に」快晴となった。今年も開演時快晴だったので定説が覆されたかと思われたが後半、やはり雨が降った。
2004年に東海エリアの代表的な海水浴場・御座白浜(志摩町)のビーチを会場にした第1回大会では2日間開催予定だったが、台風直撃で2日目が中止に。しかしながら初回から8000人以上の観客を集めた。その後、何度も試行錯誤を繰り返しながら続け、今回運営面を考え広大な敷地を持つ同地に移転、5000人以上のレゲエファンが詰め掛けた。
ステージでは、 MEGARYU、RED SPIDER、湘南乃風のHAN-KUNらが登場、MUNEHIROのステージにTAK-Zが、KENTY GROSSのステージにBESが加わるなど、出演者は大いに沸かし、会場がレゲエ一色になった。
同祭代表の沖田勝彦さんは「当初から『市内の宿泊施設を満室に』を目標にスタートした。8年目の来場者は5000人以上。過去2番目の最多記録になったのでは?今回来場者の70%以上が県外、その内約15%が宿泊してくれていると思う。市内の宿泊施設が満室で溢れるようになるまで続けたい」と意欲を見せる。「雨男の僕が代表しているので、今年もまた雨が降りました(笑)」と「雨男」を肯定した。
大トリを飾る湘南乃風のHAN-KUNがステージに立った時には雨は上がり、会場の興奮が頂点に達した。