伊勢市を走る国道23号宮川インターチェンジ(伊勢市御薗町)から県道鳥羽松阪線中島交差点(中島)を結ぶ伊勢南北幹線道路が12月16日、全線開通する。15時からの供用開始前に、開通を記念した女性だけの自転車ロードレース「なでしこロードレースイン伊勢」が開催される。
伊勢志摩を走るクラシックカー公道レース「La Festa Primavera」に参加の鈴木亜久里さん
1991年から建設を始めた伊勢南北幹線道路は、市内から同県道を松阪方面に走り「度会橋」手前の中島交差点を右折し同国道までの区間で、JR参宮線を高架橋で越え、近鉄山田線を地下トンネルで、それぞれ立体交差する宮川の右岸沿いを走る「踏切のない道路」だ。両側には歩道を設置、延長2448メートル、総事業費は約113億円。宮川インターチェンジから550メートル(幅員22メートル、片側2車線)はすでに1996年5月から供用を開始していたため、残りの1898メートル(幅員18メートル、片側1車線)の工事がこのほど終了し、全線開通となった。市内の渋滞緩和対策の一環。
同道路の開通を記念して行われる女性限定の同レースは、「ツール・ド・熊野」などの大会を主催する「SPORTS PRODUCE 熊野」が競技運営を行う。競技は外宮参道をメーン会場とし、伊勢南北幹線道路を何度も周回するクリテリウム。種目は1周約2キロの周回コースを走る「ロードレース」と1周約1キロの周回コースを走る「チーム対抗ママチャリ耐久レース」(限定20チーム)。ロードレースには「フリーライド」(15歳以上の女性クロスバイク経験者)と「エキスパート」(18歳以上の女性、3年以上のロードバイク経験者)の2部門を設けた(各定員50人)。
試走は8時~10時、選手受け付けは9時30分~10時45分。スタート時間は、フリーライド部門=12時10分~12時30分、エキスパート部門=12時35分~13時5分、ママチャリ部門=13時10分~13時40分。表彰式は15時~16時。ゲストに元F1ドライバーの鈴木亜久里さんと片山右京さんが参加し、試合終了後に2人のトークセッションを予定する。
参加申し込みは12月10日まで。参加費は、ロードレース・フリーライド部門1人=500円、同エキスパート部門1人= 3,000円、チーム対抗ママチャリ耐久レース1チーム=2,500円。