109シネマズ明和(明和町)で1月31日から2週間上映されていた伊勢神宮を伝えるドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~」の上映が好評だったことから、2月21日から2週間延長された。
同作は、10年間にわたり伊勢神宮を撮り続ける写真家の宮澤正明さんが初監督を務め、映画監督の北野武さんや建築家の隈研吾さん、カキ生産者の畠山重篤さん、植物生態学者の宮脇昭さん、脳科学者・作曲家の大橋力さんら12人の著名人や有識者のインタビューを通して、日本人と森との関わり、森(自然)の大切さ、伊勢神宮そのものの存在について感じる作品。フルハイビジョンの4倍の画素数となる4Kカメラで撮影した日本初の4Kドキュメンタリー映画だ。
先行上映会として地元から封切りした結果、常時20作前後を上映する同館の入場者ランキングで1週目3位、2週目2位を記録。2週目は、第87回アカデミー賞の長編アニメ映画賞を受賞したディズニー3Dアニメ映画「ベイマックス」に迫った。
同作のプロデューサー・鎌田雄介さんは「まずは地元の人にこの映画を見ていただきたかったので、今回の延長上映はとてもうれしい。もっと多くの人に見てもらいたいので、これから全国で上映できるようにさらに働き掛けていきたい。この映画を通して伊勢神宮と日本中の人、そして世界中の人とがつながることができれば」と話す。4月4日から1週間、津のイオンシネマでの上映が決定しているほか、4月下旬にオープンする「109シネマズ二子玉川」(東京都世田谷区)での上映も決まっている。
同館での上映は1日2回、14時35分~、19時5分~。チケット料金は、一般=1,700円、大・高校生=1,500円、シニア(60歳以上)=1,100円ほか。