伊勢で洋服店を営む新井久美子さんが今年1月13日に撮影した写真の中に写り込んでいる物がUFOでは?と首をかしげている。
UFO(未確認飛行物体)は、地球外生命体の乗り物や第三国の偵察機など臆測が飛ぶが真相はわからない。6月24日は、1947(昭和22)年にアメリカで初めてUFOが目撃された日として「UFOライブラリー」が「UFO記念日」と制定している。
意味深な写真は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えた天皇の皇女「斎王(さいおう)」がいた幻の宮殿「斎宮(さいくう)」の跡地上空を不思議なものが飛んでいるのを目撃し、思わず自身のスマホ(GALAXY Note 3 SCL22)の内蔵カメラで撮影した時のもの。
新井さんは、国道23号線と農免道路が交差する明和町の「行部2」の交差点で農免道路から右折して国道23号線を通ってイオン明和ショッピングセンター(同)に向かおうと信号待ちをしていた時、「ほうき星のような、飛行機ではないけど飛行機のような、何か不思議な物が飛んでいるのを見て思わず撮影した」という。「後で確認した所、目視して飛んでいた物とは別に赤い光のさらに不思議な物体も写っていたので驚いた。赤い光を拡大してみるとクラゲのような形をしていた」と話す。撮影時間は17時7分19秒と同59秒。
一方、同町在住の40代女性も「不思議な体験をした」と打ち明ける。女性は約1年前、犬(ドーベルマン)の散歩のために外出した際、「犬が異変に気付き上空を見上げたので、不思議に思って私も空を見上げると、近鉄斎宮駅(同)の上空辺りからオレンジ色の大きな光が、音もなくポンポンと飛んでくるように近づいてくるのが見えた。連れ去られるかと思ってすぐに家の中に逃げた。私だけの体験なら疑わしいけど、犬が先に気づいたのでリアルな体験だと信じてもらえると思う」と話す。
同地区には、陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)のヘリコプターが毎日訓練のために上空を飛び、中部国際空港セントレアができてからはさらにヘリコプターよりも高い高度をジャンボジェット機が飛んでいる。2人の女性は「音がなく、ヘリや飛行機ではない」と断言する。
新井さんは「全て宇宙はつながっているので、UFOの存在があったとしても不思議なことではない。きっと何か意味があるのだと思う。いい風に捉えて、(UFOが)見守ってくれているのだと考え、全てに感謝していつもの通り行動したい」と笑顔を見せる。
斎宮は別名「竹の都」ともいわれ、天武天皇(670年ごろ)の娘・大来皇女(おおくのこうじょ)から数えると、制度が廃絶する後醍醐天皇の時代(1330年ごろ)までの約660年間に約60人の斎王が生活していた宮殿だといわれている。かぐや姫が月に帰るという物語「竹取物語」は平安時代初期の9~10世紀に完成した作品だといわれている。もし仮に平安時代初期の斎王がかぐや姫だとするならば、UFO出現の関係にも何か深い意味があるのかもしれない…。