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志摩市の「鳴海製陶」で初の展示会 「2015 ミラノ万博」日本館の展示再現も

志摩市の「鳴海製陶」で初の展示会 「2015 ミラノ万博」日本館の展示再現も
(写真は視察中の鈴木英敬三重県知事)

志摩市の「鳴海製陶」で初の展示会 「2015 ミラノ万博」日本館の展示再現も (写真は視察中の鈴木英敬三重県知事)

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 洋食器メーカー「ナルミ(NARUMI)」の国内唯一の生産工場「三重ナルミ」(志摩市磯部町築地)で9月16日・17日、地元のホテル・レストラン関係者を対象にした展示会「NARUMIテーブルウェアショー2015 in 三重」が初開催された。

【その他の画像】三重ナルミで初の展示会「NARUMIテーブルウェアショー2015 in 三重」

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 「伊勢志摩サミット」招致決定を記念して開いた同展示会。「メイドイン三重」「メイドイン志摩」を広くPRし、地元で開催されるサミットを盛り上げようと企画した。

16日は、「高校生レストラン」で知られる相可高校(多気郡多気町)食物調理科の村林新吾教諭と生徒たちが展示会や工場見学を行った。17日は、鈴木英敬三重県知事が来訪し食器ができるまでの工程などを視察した。

 全国のテーブルウェアメーカーなどの新商品・新サービス発表の場となっている国際見本市「国際ホテル・レストラン・ショー」に第1回から欠かさず43回出展する同社は、同見本市で毎年新商品や新提案を発表してきたが、同展示会では前倒しし、伊勢神宮や英虞湾の美しい風景を描いたメモリアルギフトなどの新商品を初披露した。

 このほか、イタリア・ミラノ市で現在開催している「2015 ミラノ万博」の日本館で 6 月に行った日本陶磁器産業振興協会主催の「日本の器 日本の食卓」に出品した、おもてなしをテーマにした企画「日本の洋食器」を再現した。

 鳴海製陶は1946(昭和21)年2月1日創業、「ナルミ・ボーンチャイナ」の製造開始から今年でちょうど50年を迎える。1982(昭和57)年創業の三重ナルミは、鳴海製陶の100%子会社。「ナルミ・ボーンチャイナ」の原料精製から成形、施釉、転写紙印刷、絵付け、金銀装飾まで、完成品に至るまですべての工程を一貫生産するマザー工場となっており、高品質の高級洋食器製造を主に行っている。

 鳴海製陶社長の藤江憲さんは「伊勢志摩サミット開催の機会をチャンスと捉えて、三重ナルミを含む NARUMI グループ全体がさらに活力を得て、地域に誇りを持って当地から発信することで地元に貢献し、地方創生を盛り上げていきたい。今後も伊勢志摩の魅力をより深く探求し、地元発信の新しいモノづくりを創造していきたい」と意気込む。

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