「神恩感謝日本太鼓祭実行委員会」(事務局=おかげ横丁内、TEL 0599-23-8838)は9月8・9日、伊勢神宮内宮門前町付近一帯で伊勢神宮奉納・第5回「神恩感謝 日本太鼓祭」を開催する。
同祭は1996年からおかげ横丁独自で県内の太鼓チームを中心として開催していた「太鼓芸能祭」を、2003年9月から全国規模に拡大したもので、今回で5回目。太鼓がたたける喜びを神様に捧げる「神恩感謝(しんおんかんしゃ)」の思いで、和太鼓を通じ日本文化の素晴らしさを伝えたい全国の選抜太鼓チーム19団体、約200人が演奏を行い神様に奉納する。総合指揮は近藤克次さん(近藤克次太鼓組代表、神恩太鼓音楽監督)。
北は栃木県、南は鹿児島県から各チームが参加する。伊豆7島の三宅島から参加の「三宅島神着木遣太鼓(みやけじまかみつききやりだいこ)」は両日、神宮会館大講堂で太鼓体験教室も開催する。開催時間は、13時~14時30分。「奉納大太鼓一人打ち」では全国より募った太鼓奏者6人による大太鼓の演奏が、「太鼓巡行」では太鼓を打ちながら、おはらい町通りを練り歩く予定。
同祭実行委員会担当者は「プロとして活動している鼓童の藤本吉利さんや、女性3人組の?武(ほのお)太鼓をはじめ、郷土芸能として古くから続くチーム、新しくその土地に生まれたチームなど、個性豊かな演奏が一度に楽しめる全国でも珍しい祭り。太鼓打ち衆が、ひたむきに演奏する姿を通し、たくさんの人に明日への生きる力を感じていただければ」と話している。
そのほか、おはらい町通りに設置した大太鼓を、法被姿で自由にたたける「大太鼓体験」や、太鼓の老舗「浅野太鼓楽器店」(石川県)の協力で世界に一つだけの本物の「欅(けやき)」の胴に革を張る「オリジナル太鼓づくり」、おかげ横丁の各飲食店による旬の食材を使った「太鼓祭限定料理」などもある。
開催時間は両日とも10時~17時30分。奉納太鼓演奏会場は、「伊勢神宮内宮宇治橋前特設舞台」「五十鈴川河川敷特設舞台」「おかげ横丁内太鼓櫓」。